4億2400万人!2023年の出入境者が266%増―中国

人民網日本語版    2024年1月27日(土) 21時10分

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中国全土の移民管理機関が2023年に検査を行った出入境者は前年比266.5%増の4億2400万人に達した。写真は港珠澳大橋。

中国全土の移民管理機関が2023年に検査を行った出入境者は前年比266.5%増の4億2400万人に達した。23年以降、移民管理のさまざまな革新的措置が的確に力を発揮し、テンポが速く頻度が高い国際交流・往来のニーズに絶えず対応し、中国内外の人員の往来を大きく促進し、経済発展の強靭性を構築してきた。人民日報が伝えた。

「通関がスムーズで、検査はすぐ終わる」「香港・マカオの車のナンバープレートを自動的に識別してくれるし、申請もとても簡単」。ネットで「マカオの車が北上」「香港の車が北上」などと検索すると、画面には香港・マカオの居住者がドライブ旅行をした時の投稿や感想などがたくさん表示される。

香港・珠海・マカオを結ぶ港珠澳大橋の珠海区間道路の通関地は「澳門の車が北上」や「香港の車が北上」で必ず通る通関地となる。珠海出入境国境検査総ステーション港珠澳大橋国境ステーションは検査システムを最適化し、データの共有を推進し、便利で快適な通関環境を整え、ますます多くの香港・マカオ居住者が同通関地を通って中国大陸部を出入境し、珠江西岸エリアで観光や買い物、企業やビジネス活動をするよう働き掛けている。今では、「ちょっと広東省を一回り」が香港・マカオ居住者の日常生活の1コマになっている。

ロシアからの旅客のアンドレイさんは、トランジットで入国した際の査証(ビザ)免除政策を高く評価し、「今回の入国にかかった時間は前回より少なくとも30分短かった」と話した。1月11日、四川省の成都天府国際空港の出入境トランジットエリアでは、ベトナム・ホーチミン市から来て中国以外の国に向かうトランジット客21人が、エリアのチェックインカウンターで次に乗る飛行機のチケットを受け取り、セキュリティーチェックを終えた後、直接搭乗口まで行って飛行機に乗り、中国を出国した。この21人は同空港で初めて、24時間以内に乗り継ぐ場合は検査を免除してすぐに出国することを可能とした政策を適用された旅客になった。

外国籍の旅客が24時間以内の国際線の乗り継ぎ便の航空券を持っていて、北京首都国際空港、上海浦東国際空港広州白雲国際空港、成都天府国際空港など9つの国際空港から出国して第三国・地域へ向かう場合は、国境検査手続きを免除し、直接搭乗口まで行って飛行機に乗り、出国することが可能になった。これは中国国家移民管理局が打ち出した外国籍者の中国訪問を円滑化するための5項目の措置のうちの1つだ。

同管理局は2023年以降、外国籍者に対して通関地でのアライバルビザの発行や中国国内でのマルチビザへの切り替えといった便利なサービスを提供し、水上輸送の通関地で旅客輸送の通関手続きを段階的に再開し、国際クルーズ船の旅客の出入境を全面的に再開し、出入境時のビザ免除政策を再開して適用国の範囲を拡大し、人材誘致のための便利なサービスを提供するなどしてきた。こうした一連の措置が着実に成果を上げ、外国籍者の中国訪問のルートが絶えず円滑になった。

23年12月1日には、中国の新バージョンの「外国人永久在留身分証明書」の発行がスタートした。新バージョンの身分証明書には「五星カード」とも呼ばれ、セキュリティーレベル、外観の美しさ、実用性がさらに向上した。

同局の関係責任者は、「『五星カード』の発行は、国家移民管理局が国の高水準の開放の保障、在中外国人の管理サービスの情報化レベルを高めるための重要な措置であり、海外の人材の中国における投資・事業展開、イノベーション・発展、勤務・生活によりよいサービスを提供し、中国の経済・社会の質の高い発展により多く寄与する上で役に立つものだ」との見方を示した。(提供/人民網日本語版・編集/KS)

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