2014年8月16日、中国江蘇網は記事「ナイジェリア、エボラ熱の影響で南京ユースオリンピックを出場辞退」を掲載した。

【その他の写真】

国際オリンピック委員会（IOC）は、エボラ熱の影響を受け、ナイジェリア政府は南京ユースオリンピックの不参加を決めたことを発表した。シエラレオネ、リベリアに続く3カ国目の出場辞退となった。すでに現地に滞在していたアスリートの帰国も決定された。IOCのトーマス・バッハ会長は「辞退の決定は各選手の意思に委ねるべきで、IOCはいかなる国の参加も拒否していない。ただし同時に各国政府の決定を尊重しなければならない」とコメントした。

またエボラ熱対策として感染地域の3選手を格闘競技、水泳から除外する異例の措置も導入された。ただしユースオリンピックから完全に除外されるわけではなく、開会式には感染地域の選手も旗手として参加している。また影響を受けた選手については将来的に特別な競技機会を与えるべく南京市にもう一度招きたいとバッハ会長は話している。（翻訳・編集/KT）