中国サッカーはどう治療すればいいか―中国メディア

Record China    2024年1月26日(金) 21時0分

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24日、環球時報は、戦力の低迷や汚職問題など課題が山積している中国サッカーについて、再び成長する道を考察する文章を掲載した。

2024年1月24日、中国メディアの環球時報は、戦力の低迷や汚職問題など課題が山積している中国サッカーについて、再び成長する道を考察する文章を掲載した。

文章は、改革開放が始まって早い時期に成長を始めたはずの中国サッカーが、今に至るまでサッカーの本質をめぐる議論が繰り返されるばかりで結論が出ていないと指摘。大きな問題の一つが、サッカーの文化的、教育的機能が弱まり続けていることだとし、サッカーをプレーするにしても、サッカーを教えるにしても、サッカーを管理するにしても「携わる者の多くは人としての在り方をそっちのけでボールを蹴り、社会に還元する志を持つことなくサッカーから何かを得ようと画策するだけだった」と評した。

その上で、中国サッカーはかつて挙国体制を取り、明確な戦術を追求することで着実に成長し、下馬評の低い国際大会において強豪相手に番狂わせを繰り広げる力を持つに至り、将来のナショナルチームを担うユースでも結果を出し、優れた才能が発掘されたとする一方、市場経済という外部環境の中で「資金に物を言わせて外部から次々と戦力を補充し、アジアの頂点に立つという刹那的な快楽」に走ったと指摘。正しい発展の道は長い時間の持続的な努力によって初めて結実するものであるにもかかわらず、中国サッカーはいまだに朝令暮改を繰り返していると論じた。

また、人気の高いスポーツであるサッカーは、さまざまな側面と形態、目的により社会からの関心が集まると同時に、成績本位の競争的や管理の抜け穴といった方面のリスクも他の競技より高いと紹介。「手っ取り早い成功と手っ取り早い利益の弊害は広く世界に知られており、中国サッカーは金満主義や八百長などの不正によってその苦汁を味わってきた。中国は決してサッカー強国ではないのだ」とした。

文章は「サッカーの教育的機能を広く探求し、豊かで健全なサッカー文化を育み、サッカー管理体制の改革を深め、プロリーグと関連産業チェーンの監督を強化すること、合理的、科学的なサッカー発展目標を設定して堅持し、これを基礎としてハイレベルな国際大会への出場を実現すること」が、中国サッカーが国民に再び愛され、サッカー競技における国力の増強と国際的地位の獲得につながる道筋なのだと論じている。(翻訳・編集/川尻

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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