2024年1月24日、独国際放送局ドイチェ・ヴェレの中国語版サイトは、中国国内で1週間のうちに大規模な火災が2度発生して50人以上が犠牲になったことを報じた。

記事は、中国メディアの報道として、江西省新余市渝水区にある店舗で24日午後に火災が発生して少なくとも39人が死亡し、9人が負傷されておりなおも連絡が取れていない人がいると紹介。中国中央テレビ（CCTV）の報道では複数の消防車や緊急車両が道路に並ぶ様子が紹介され、環球時報は「救助活動を継続しており、事故原因は目下調査中」という現地の応急指揮部の発表を報じたと伝えた。

また、習近平（シー・ジンピン）国家主席が火災発生後に「各種安全事故が多発している状況を断固食い止め、人民の命や財産の保全と社会の安定を確保する」よう指示を出したと紹介している。

その上で、仏AFPが「中国では安全基準が緩く、取り締まりも不十分なため、火災などの命に関わる事故が後を絶たない。この1年だけで複数回の大型火災事故が発生している」と報じたことに言及。数日前の今月20日にも河南省の私立学校宿舎で火災が発生して学生13人が死亡したばかりだったことを伝えたほか、昨年11月に山西省の石炭会社事務所で発生し26人が死亡した火災、同6月に寧夏回族自治区銀川市の飲食店で31人が死亡した爆発事故、同4月に北京市の病院で発生して29人が死亡した火災を事例として挙げた。（翻訳・編集/川尻）

中国で大規模火災頻発、江西省で39人死亡https://t.co/FnJj5HlZv6 pic.twitter.com/b7RC6OqBVL

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