2024年1月24日、韓国・毎日経済によると、韓国食品大手「農心」のベストセラー商品「辛ラーメン」の昨年の売上高が過去最高を記録した。年間売上高が1兆ウォン（約1106億円）を超えるのは2年連続で、記事は「韓国内だけでなく海外法人でも成長の勢いが続いているため」と分析している。

記事によると、辛ラーメンは昨年、韓国内外で1兆2100億ウォンの売上高を記録した。年間計16億6000万個が売れたが、これは世界中で1秒に53個売れた計算になるという。売上高は前年比14％増加した。

辛ラーメンは1986年に発売され、1991年から昨年まで33年間にわたり韓国のインスタント麺市場で売上高1位を記録した。3年前に海外での売上高が国内を初めて上回り、2022年に初めて年間売上高が1兆ウォンを超えたという。

最近5年（2019～2023年）は海外市場を中心に年平均2桁（12％）の成長を続けている。昨年の米国法人の売上高は前年比19％増加し、海外の売上増加分の約半分を占めた。昨年は日本、豪州、ベトナム法人の売上高も前年比それぞれ19％、26％、58％増加したという。

農心関係者は「辛ラーメンは海外売上の割合が約60％に達するほどグローバルブランドとして地位が向上している」とし、「韓国の消費者の愛情を力に、さらに誇らしい韓国代表ラーメンになれるよう今年も最善を尽くす」と述べたという。

この記事を見た韓国のネットユーザーからは「誇らしい。農心頑張れ」「スイスに行ったときも辛ラーメンを食べたよ。1万ウォン（約1100円）もしたけど（笑）」「海外で辛ラーメンを食べると、『韓国の味だ』とほっとする」「新商品が出るたびに試すけど、結局は辛ラーメンに戻ってくる」「韓国のインスタント麺の中では辛ラーメンが一番」「20年前に米海兵隊と訓練したとき、韓国のインスタントラーメン1ケースと米国の戦闘食1ケースを交換した。それだけ韓国のインスタントラーメンは最高だということ」「1秒に53個以上生産されているということがさらに不思議だ」などの声が寄せられた。（翻訳・編集/堂本）