普段は都市部で懸命に働いている若者たちの中には、春節（旧正月、2024年は2月10日）にペットを連れて帰省したいと考えているものの、自家用車を持っていないというケースも多い。そんな中、広東省汽車客運駅（バスターミナル）は最近、「広州公交集団傘下の広州中運交通発展はペットと一緒に乗車できるサービスを打ち出した。現時点でネコと一緒に乗車できる路線は3本だ」と発表した。

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広東省汽車客運駅が発表している乗車券購入案内によると、一緒にバスに乗車できるペットは現時点ではネコだけとなっている。規定によると、ネコの乗車には検疫証明書の提示のほか、国家基準をクリアしているゲージに入れる必要がある。これまではペットを受託手荷物として預ける必要があったのと異なり、今回打ち出されたサービスを利用する旅客はペット専用の乗車券を購入することができる。

乗客1人につき一緒に乗車できるネコは1匹まで。ネコを同行する乗客はペット同伴乗車券を購入する必要がある。同乗車券を購入すると飼い主はネコと一緒に乗車して、ネコが入ったゲージを自分の近くに置き、随時世話をすることができる。

ネコと一緒にバスに乗車できるというニュースを聞いて、広州市に住む女性・張さんは「とてもうれしい。私は広州出身ではないので、春節に帰省する時に、ネコをどうするかにいつも頭を悩ませてきた。以前はバスの車内にネコを連れて入ることはできず、ペット輸送も心配だった。お金はかかるけど、順風車（道すがら相乗りさせるライドシェアサービス）を利用するか、家族にわざわざ迎えに来てもらうしかなかった」と話す。

そして、「ペットと一緒に乗車できる特別路線が、中国全土で開通することを願っている。特に『高速列車』にも乗れるようになってほしい。そうすると、ペット連れで外出できるなど、ペットを飼っている人のニーズを満たすことができる」とした。（提供/人民網日本語版・編集/KN）