世界経済フォーラム（WEF）の年次総会（ダボス会議）が15日から19日までスイス東部のダボスで開催されました。スイス政府観光局の責任者が会議で、より多くの中国人観光客を誘致して氷雪経済の資源を共有するよう、中国から学びたいと願っていると表明したことを受け、中国外交部の汪文斌報道官は22日の定例記者会見で記者からの質問に答えました。

汪文斌報道官は、「中国観光研究院が発表した報告書によると、2023～2024氷雪シーズンの中国の氷雪レジャー観光人数は初めて延べ4億人を超え、全国の氷雪レジャー観光収入は5500億元（約11兆3307億円）に達する見込みだ」と述べました。

汪報道官はまた、「李強総理が世界経済フォーラム年次総会2024開幕式のあいさつで指摘したように、中国は極めて巨大な市場を持ち、ニーズが急速に顕在化している段階にあり、世界のニーズ全体の向上に必ず重要な役割を果たすだろう」と示した上で、「中国人観光客の消費能力と観光ニーズの継続的な増大は中国経済の底力と自信を示すものであり、中国がスイスなどの国と互恵協力を深める上で新たなチャンスを提供している。われわれは引き続き世界貿易や投資の成長のためにより広い天地を提供し、世界経済の回復により多くの原動力を注ぎ込んでいく」と強調しました。（提供/CRI）