輸入データ悲観、中国半導体市場は大丈夫か―中国メディア

Record China    2024年1月24日(水) 7時0分

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22日、中国メディアの騰訊網に、「輸入データ悲観、中国半導体市場は大丈夫か」とする記事が掲載された。

2024年1月22日、中国メディアの騰訊網に、「輸入データ悲観、中国半導体市場は大丈夫か」とする記事が掲載された。

記事は、中国税関総署のデータとして、昨年の中国の集積回路(IC)輸入量が前年比10.8%減の4795億個、輸入額が同15.4%減の3494億ドル(約51兆7200億円)となり、悲観的なデータから「中国市場の地位が低下した」との見方まで出ているものの、実際の市場の状況は異なると主張した。

そして、昨年の中国の半導体輸入が減少した理由について、パソコンや携帯電話端末の需要が疲弊したこと、米国によるハイエンド半導体や人工知能(AI)チップの対中輸出規制の影響、2022年ごろに発生した生産の逼迫によって増えた在庫の消化が23年9月ごろまで続いたこと、これまで輸入にほぼ依存していた半導体の国内生産能力が高まったこと、中国だけでなく世界的な半導体需要が低迷したこと、の5点を挙げた。

その上で、経済の冷え込みや西側の「脱中国化」によって中国の半導体輸入は統計面で減少を呈しているものの、「マクロ的なデータと産業の現実との間には大きなタイムラグがある。現在の半導体市場はすでに明らかな回復を見せている。多くの企業では在庫の底が見え、業界全体が調達を拡大し始めている」と指摘。ある研究では今年の中国における半導体販売額が前年比12%増となる予測も出ているとし、中国の半導体市場は依然として強い吸引力を持ち、世界で最も重要な市場であるとの見方を示した。(翻訳・編集/川尻

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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