中国の新エネ車が世界で売れている背景―中国メディア

Record China    2024年1月25日(木) 7時0分

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中国中央テレビ(CCTV)は、中国の新エネルギー車が欧州を中心とした世界でよく売れている理由について紹介する記事を掲載した。資料写真。

中国中央テレビ(CCTV)はこのほど、中国の新エネルギー車が欧州を中心とした世界でよく売れている理由について紹介する記事を掲載した。

記事は、昨年の中国の新エネ車販売台数は前年比37.9%増の949万5000台で、中国汽車工業協会によれば今年はさらに増加して約1150万台に達するほか、新製品の更新とサイクルも短縮される見通しだと伝えた。

また、昨年中国から輸出された新エネ車は同77.6%増の120万3000台で、このうち欧州が38%を占めて他の地域を大きく上回ったと紹介。ノルウェーのオスロにある中国の新エネ車取り扱い業者が「中国の高級電気自動車(EV)は価格競争力があるだけでなく、品質も非常に良く、寒冷地である北欧の消費者の外出ニーズに非常に適している」と述べたほか、ノルウェーEV協会の事務局長も「中国メーカーは現在の自動車産業でますます重要になっているIT機能においてかなり高度な技術を持っている。非常に寒い国であるノルウェーにとって、中国製モデルは冬でも十分な性能を発揮することがわかる」と評価したことを伝えている。

その上で、内モンゴル自治区にある国家高寒自動車品質検査試験センターでは、1月に入って外気温がマイナス30度前後で推移する中、テストされる新エネルギー車の数は大幅に増えていると紹介。平均気温マイナス20度の屋外環境を30日間、走行距離が6000キロ以上走行する標準テストのほか、電池パックを氷水に浸した後で車両にセットした後マイナス30度で24時間置いてから始動させ、過酷な環境における車両の電気安全性、耐低温性など総合的な性能を検証するテストなどが実施され、テストデータはメーカーにフィードバックされた上で電池の材料、構造、性能の改善に役立てられるとした。

記事は、中国自動車販売協会の新エネ車専門家が「電池の耐寒性を向上させるために、各主要メーカーが電池のインテリジェントな熱管理や耐熱性セパレーター、密度などでブレークスルーを実現している。高地の寒冷環境における航続距離が従来より最大50%向上し、平均400キロ以上に達した」と語ったことを紹介した。(翻訳・編集/川尻

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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