中国のあらゆる労働組合（工会）の全国的指導機関である中華全国総工会はこのほど、「大国職人（国レベル職人）人材育成プロジェクト実施弁法（試行）」（以下、弁法）を発布しました。同弁法は「毎年国レベル職人を約200人育成することで、各地、各業界が毎年省レベル職人を約1000人、市レベル職人を約5000人育成することを支援・指導する。労働者の育成革新の深化を推進し、国家の戦略的人材を構築することで、中国式現代化を推進し、質の高い発展の推進に重要な人材サポートを提供する」との目標を打ち出しました。

同弁法は、「育成対象は5年以上の第一線の生産現場での職歴を持ち、優れた技術技能の素質を備えた者が基本条件で、育成期間は一般的に2年となる。育成期間が満了した者に、中華全国総工会から『大国職人』の証書が授与される。育成期間内に育成対象者の国内外の関連講習、研修への参加をサポートする」と定めています。（提供/CRI）