中国の一部映画館、上映開始後30分内ならば払い戻しが可能に

CRI online    2024年1月19日(金) 20時30分

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湖南省長沙市の一部映画館が、指定された作品についての鑑賞料金の払い戻し制度を導入しました。

中国中部の湖南省長沙市の一部映画館が、指定された作品についての鑑賞料金の払い戻し制度を導入しました。映画館の環境や映画の質が予想より低かった場合に料金の払い戻しを受けて退場できる方式です。これまでは上映前に限って払い戻しを受けられましたが、新たな方式では上映後30分以内ならば払い戻しを受けられます。

ある市民は「監督は、予告編のような刺激と緊張を映像化していなかったので、上映開始から30分になる前に、払い戻し機で払い戻しを受けた」と説明しました。

このサービスを打ち出したのは、ある電子入場サービス業者です。同社の主な業務は、映画館に対する自動入場機器やシステムの提供です。同社責任者によれば、現在のところは払い戻しの費用は同社が負担しているので、映画の興行成績や映画館の収入には影響を与えていないとのことです。

映画観客の1人は「これまで映画の鑑賞料金の払い戻しは基本的に上映開始前に限られており、手数料も取られるし、キャンセルできない一部の作品や時間帯もあった。上映開始後も入場券の払い戻しを認める方式は、鑑賞体験や映画への評価を示す最も直接の方法だ」と評価しました。

一方で業界関係者からは、上映開始30分内の払い戻しを大幅に普及させる前提条件には、払い戻しについての費用の負担を映画館側がするのか、入場業務代行業者がするのかを明確にする必要があるとの声が出ています。上映開始後30分内の払い戻しを無条件で認めれば、映画館の管理費用や業務量が増加することで、制作側を含め映画業界全体に影響が出るので、悪意による払い戻しかどうかをいかに判断し、映画観賞の秩序維持や事後の精算をどのようにするかなどの検討すべきことがあると懸念されています。(提供/CRI

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