「椅子引き」のいたずらで女子学生がろっ骨2本折る=加害学生と学校の“ありえない態度”―中国

Record China    2024年1月19日(金) 9時0分

拡大

中国・浙江省の大学で椅子を引くいたずらをされた女子学生が転倒して骨折する事故があったが、加害者と大学のありえない対応にネットで批判の声が噴出している。

中国・浙江省の大学で椅子を引くいたずらをされた女子学生が転倒して骨折する事故があったが、加害者と大学のありえない対応にネットで批判の声が噴出している。

このいたずらは人が座ろうとした際にその椅子を引いて転倒させるもの。現地メディアの17日の報道によると、先日、浙江農林大学で男子学生が女子学生にこのいたずらを仕掛けたところ、転倒した際に硬い物体に体をぶつけた女子学生はろっ骨を2本折るけがをした。

ところが、加害者の男子学生は治療費や慰謝料等の賠償を拒否。男子学生の家族は騒動を知ると電話に出なくなった。その後、男子学生の姉が被害者の女子学生の元を訪れて話をしたものの、女子学生は「(相手方が)真剣に向き合っていない」とし、警察に通報した。

しかし、学校関係者は女子学生が通報したことを知ると派出所を訪れて女子学生に「これくらいの軽症でそこまでする必要はないだろう」「男子学生の将来を壊すようなことはしないように」などと言い、男子学生を許すよう説得したという。

女子学生は「今に至るまで男子学生からはひと言も謝罪の言葉がない。学校は繰り返し電話をしてきて、この件は立件できないし、故意傷害罪には問えないと言ってくる」と話していた。

この騒動は大きな注目を集めており、SNS・微博(ウェイボー)では「男子学生が椅子引きで女子学生を骨折させる」がトレンド1位に。ネットユーザーからは「大学生にもなって自分のやったことで姉に話をさせに行くとは」「18歳を超えているんだから責任は自分で取れ」「男子学生のみならず、その家族までが道理をわきまえていないとは」「賠償しないなら刑務所へどうぞ」などの声が上がった。

また、「とんでもない学校だ」「気持ち悪い。被害者に加害者の将来を考えろってどういうことだよ」「男子の将来は重要だが女子の将来は重要ではないということか?」「賠償を拒否する加害者側も、被害者を説得する学校側も、人のやることじゃない」「骨折を軽傷って、何を言っているのか」「将来を壊したのは自分だろう。被害者のせいにするな」「男子学生はこの程度の道徳心で将来も何もあったもんじゃない」「男子学生は学校関係者の親戚か何かなんだろう」「校長の息子か?」など、大学への批判も多数出ている。

なお、学校側は18日に「双方は賠償額をめぐって合意に達していなかったが学校と派出所による仲裁の結果、1月14日にすでに派出所にて和解に合意し、調停書に署名した。賠償は十分に行われた」とし、被害者の女子学生が「自主退学」したと発表している。(翻訳・編集/北田

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携