中国版「ゴールデンラズベリー賞」の候補を発表、人気監督や俳優も登場

anomado    2024年1月18日(木) 12時30分

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16日、中国版「ゴールデンラズベリー賞」と呼ばれる金のほうき賞「金掃箒奨」から、候補作品と候補者が発表された。

16日、中国版「ゴールデンラズベリー賞」と呼ばれる金のほうき賞「金掃箒奨(Golden broom Award)」から、候補作品と候補者が発表された。

2010年にスタートして今年で15回目を迎え、すっかり定着した「金掃箒奨」は、中国の映画情報誌「青年電影手册」が主催する人気映画賞。過去1年に公開された映画の中から、最も失望させた作品や監督、出演者を選ぶものとなっている。

今回の候補作として名前が挙がったのは20作品で、ソン・ヤン(宋陽)監督の「超能一家人」をはじめ、アンソニー・プン(潘耀明)監督の「別叫我“賭神”」、アラン・マック(麦兆輝)監督の「検察風雲」、ゴードン・チャン(陳嘉上)監督の「暴風」といった香港の監督作品も選ばれている。中でもコメディー映画「超能一家人」は、「最も失望させた監督賞」や同「俳優賞」など、今回最多となる5部門で名前が挙がっている。

「最も失望させた俳優賞」の候補は10人で、ワン・チェンユエン(王千源)が「暴風」など3作品で選ばれて今回最多に。このほか、ウィリアム・チャン(陳偉霆)やウォレス・チョン(鍾漢良)、シェン・トン(沈騰)らが選ばれた。「最も失望させた女優賞」の候補も同じく10人で、ジョウ・イエ(周也)やジャン・ルオナン(章若楠)といった中国ドラマで人気の若手女優も選ばれた。

なお、16日の発表と同時にネットでは観客による投票がスタートし、26日まで受け付けが行われる。この結果を基にノミネートリストが発表され、続いて映画評論家など映画産業に関わる人々が最終選考を行う。

2023年の中国映画市場は、興業収入額が549億1500万元(約1兆1303億円)となり、そのうち国産映画が460億500万元(約9470億円)と83%を占めた。また、春節(旧正月)と夏休みシーズンにはそれぞれ過去最高の興行収入を達成。コロナ禍を経て、市場の完全復活を見せる1年となった。(Mathilda

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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