中国企業が民生用原子力電池の開発に成功、硬貨サイズ、充電なしで50年間使える―香港メディア

Record China    2024年1月17日(水) 12時0分

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香港メディアのunwireは14日、中国企業がコイン1枚より小さいサイズで50年間充電不要の民生用原子力電池の開発に成功したとする記事を掲載した。

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香港メディアのunwireは14日、中国企業がコイン1枚より小さいサイズで50年間充電不要の民生用原子力電池の開発に成功したとする記事を掲載した。

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記事によると、中国・北京に拠点を置くスタートアップの貝塔伏特新能科技(Betavolt New Energy Technology)はこのほど、世界初の超小型原子力電池の開発に成功したと発表した。


「BB100」は、本体サイズが15×15×5mmでコイン1枚より小さく、100マイクロワットの電力を50年にわたり供給可能で、充電は不要。発電量は1日8.64ジュール、1年間で3153ジュール。モジュール設計により複数の電池を組み合わせてより高い出力を実現できる。安定したゼロエミッションのエネルギーは、人工知能(AI)や自動運転技術への電力供給に役立つ可能性がある。すでに試験生産段階に入っており、間もなく量産され市場に投入される予定だ。航空宇宙、AIデバイス、医療機器、MEMSシステム、高度なセンサー、小型ドローン、マイクロロボットなど、長期耐久性のマルチシナリオアプリケーションにおける電源ニーズを満たすことができるという。


原子力電池は過酷な環境や負荷の変動に影響されず、安定した発電を実現する。摂氏マイナス60度から120度までの温度で確実に動作し、自己放電も発生しない。貝塔伏特によると、原子力電池は「完全に安全」で、放射線が漏れることはないため、ペースメーカー、人工心臓、人工内耳など、人体に埋め込まれる医療機器に適しているという。(翻訳・編集/柳川)

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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