エジプトのシシ大統領はカイロで14日、同国を訪問中の中国の王毅外交部長と会談しました。

王部長はまず、習近平国家主席の心からのあいさつを伝えた上で、「両国首脳が固い相互信頼と深い友情を築いたことは、両国関係の最も強力な戦略的保障だ。両国首脳のリーダーシップにより、二国間関係は最良の水準に達した」と評価しました。また、シシ大統領が高い得票率で再選したことを祝った上で、「エジプトが国家発展と民族復興を実現する道で新たなより大きな成果を挙げると信じている」と述べました。

シシ大統領は、習主席への崇高な敬意と心からのあいさつを伝えるよう王部長に依頼した上で、中国が習主席の指導の下で著しい発展の成果を収め、国際問題で日増しに重要な役割を果たしていることを祝いました。さらに「中国は偉大な国であり、いかなる国やいかなる勢力も、中国の前進を阻止できない。エジプトは終始、一つの中国の原則を堅持し、中国への内政干渉に反対していることを改めて表明したい」と指摘しました。

双方はBRICSや国連などの枠組みの下での意思疎通と協力を引き続き強化することで合意しました。王部長は、エジプトがBRICSの新たなメンバーになったことを改めて祝い、「平等で秩序ある世界の多極化と普遍的恩恵と包摂的な経済のグローバル化を共に推進し、人類運命共同体を共同で構築していきたい」と中国の立場を示しました。

双方はまた、パレスチナ情勢などについて意見を交換し、紛争の影響拡大を防ぐため、できるだけ早く停戦し、暴力をやめるべきとの認識で一致しました。（提供/CRI）