中国の名門大学学生、卒業しても「ほとんどが就職せず」と判明

Record China    2024年1月14日(日) 22時0分

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清華大学(写真)、北京大学など中国の名門大学では、学部卒業生の大部分が就職するのではなく、大学院進学や留学などの道を選んでいることが分かった。

中国メディアの澎湃新聞はこのほど、清華大学北京大学など中国の名門大学生の卒業後の進路を紹介する記事を発表した。大部分が就職するのではなく、大学院進学や留学などの道を選んでいることが分かった。

中国では秋に学年が始まるので、卒業は多くの場合に6月頃だ。各大学は2023年年末ごろに、同年の卒業生の進路などについて発表した。北京市内にある名門大学の清華大学は、23年の学部生卒業総数は3609人で、留年などをせずに卒業した学生が97.5%だったと発表した。

同大学の23年の卒業生は、10月31日の時点で2603人が大学院などへの入学を果たしていた。うち2100人は中国大陸部の教育機関に進み、503人が中国大陸外の教育機関に進んだ。

北京大学

北京大学の23年の卒業者は3826人で、うち2987人が進学した。中国大陸外の教育機関に留学した者は680人だった。上海市にある名門校の復旦大学では、卒業生が3226人で、うち2278人が進学した。中国大陸部の教育機関に進学した者は1714人で、大陸外の教育機関に留学した者は564人だった。

中国では大学卒業生の就職が困難になる一方で、専門的な技能を高く評価されれば、格別の好条件で雇用されるチャンスが大きいとされる。また、若い世代の高学歴化にともない、修士号、さらには博士号を取得していないと、専門的な技能の持ち主とは見なされない風潮が強まっているという。(翻訳・編集/如月隼人

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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