中国の自動車生産・販売台数が世界初の3000万台超え、その背景は?―中国メディア

Record China    2024年1月13日(土) 13時0分

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11日、中国中央テレビは中国の2023年の自動車生産・販売台数が史上初めて3000万台を突破したと報じた。写真は山東省の煙台港。

2024年1月11日、中国中央テレビ(CCTV)は中国の2023年の自動車生産・販売台数が史上初めて3000万台を突破したと報じた。

記事は、中国自動車工業協会が11日に発表したデータで、2023年の中国の自動車生産台数が前年比11.6%増の3016万1000台、販売台数が同12.0%増の3009万4000台に達して15年連続世界一になるとともに、初めて年産3000万台の大台に乗ったと紹介。このうち新エネルギー車は生産が同35.8%増の958万台、販売が同37.9%増の949万5000台で、9年連続世界一になったとした。

また、同協会のデータでは、昨年1年間に中国が輸出した自動車は同57.9%増の491万台に達したことも分かり、日本を抜いて世界一の自動車輸出になる見込みで、このうち新エネ社の輸出は同77.6%増の120万3000台となり、中国の電気自動車(EV)大手のBYDが世界の自動車販売量ランキングで初めてトップ10入りしたと伝えた。

その上で、中国の自動車業界の爆発的な成長を支えている新エネ車の輸出について、欧州や北米などの先進地域が重要な市場になりつつあると指摘。欧州の新エネ車販売台数に占める中国車の割合は22年8%から25年には15%にまで高まる見込みであること、中国車が品質向上と同時に販売単価を向上させつつ、コストパフォーマンスの高さを保っていることを紹介した。

記事は、中国の新エネ車の世界的な影響力向上に伴い、その核となるバッテリー、モーター、電子制御の3大技術も世界をリードする地位にあると紹介。中国の複数メーカーが続々と新技術を発表しており、23年6月現在で中国から申請された動力用電池特許案の数は世界の74%を占めたほか、駆動用モーターの生産技術指標でもその多くがすでに世界の先進レベルに達しているとした。(翻訳・編集/川尻

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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