<野球>「日本は米国より強い」、台湾の名将が持論―台湾メディア

Record China    2024年1月9日(火) 22時0分

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台湾野球の名将として知られる洪一中監督が「日本は米国よりも強い」と語った。資料写真。

台湾野球の名将として知られる洪一中(ホン・イージョン)監督が「日本は米国よりも強い」と語った。台湾メディアの三立新聞網が9日付で伝えた。

2023年に台湾プロ野球(CPBL)の台鋼ホークスの初代監督に就任した洪氏は、これまでCPBLで監督として史上最多の通算991勝を挙げており、今年は史上初のCPBL1000勝がかかっている。2019年のWBSCプレミア12や東京五輪予選で台湾代表を率いるなど、国際経験も豊富だ。

記事によると、洪氏はこのほど出演したポッドキャストの番組で現在の台湾の選手について「やや過保護にされている」と指摘した。「こうした(選手を大事にするという)考え方は米国から伝わってきたものだが、けがとは良い選手だけが有する権利だ。ずっと1軍に上がれないのであれば、練習のし過ぎによるけがのリスクを冒さなければならない。そうしなければ永遠に1軍には上がれない」との考えを語った。

また、「傷が痛むのであればもちろん休むことが必要。だが、今の選手は普通の(筋肉の)張り(凝り)程度でも休もうとする。合理的な範囲の張りであれば、それを乗り切った後により進化する」とし、「走るとふくらはぎが張る。今ではトレーナーが疲労骨折などと言うが、昔はコーチが走り込みがまだ足りないからだとさらに走らせ、最終的には本当に痛まなくなった」と自らの経験を語った。

洪氏はまた、「日本の野球は米国のベースボールよりも強い」とし、「MLBメジャーリーグ)は市場規模が最大であるというだけで野球界最高の殿堂とされているが、日本は現在、ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で優勝回数が最多の国であり、現役最強の野球選手である大谷翔平は日本人だ」と強調。「ここ数年、台湾の選手はみな米国を目指し、米国のやり方を台湾に持ち帰っている。しかし、米国式ベースボールから日本式野球へ、正しい道へ戻さなければならない。東洋人の身体条件では米国式には合わない」との見方を示した。(翻訳・編集/北田

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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