韓国経済、最大の輸出相手国が中国から米国に代わってもふらつく足取り―中国メディア

Record Korea    2024年1月9日(火) 10時0分

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韓国の最大の輸出相手国が中国ではなく米国になったことに関連し、中国メディアの中国産業経済信息網は8日、韓国経済について「ふらつく足取りを改めるのは難しい」とする記事を掲載した。写真は釜山港。

韓国の最大の輸出相手国が中国ではなく米国になったことに関連し、中国メディアの中国産業経済信息網は8日、韓国経済について「ふらつく足取りを改めるのは難しい」とする記事を掲載した。

記事はまず、米国が2023年に約20年ぶりに中国を抜いて韓国にとって最大の輸出先となったことに触れた上で、韓国の23年の年間輸出は前年比7.4%減だったこと、自動車出荷は18カ月連続で増加し、半導体輸出も徐々に回復していることを取り上げ、「中国は依然として韓国の主要な貿易相手国だ」とした。

そして、韓国貿易協会の国際貿易通商研究院が昨年末、24年の輸出は23年比7.9%増、輸入は同3.3%増との見通しを示したことを取り上げ、「韓国の輸出は今後も地政学的な緊張と中国の半導体産業との激しい競争に直面することが予想される」とした。

記事は、米韓FTAについて、12年に発効して以来、韓国の輸出は年平均1.5%増加し、対米輸出は5.5%増加するなど対米輸出の伸びを効果的に押し上げたこと、21年にバイデン政権が発足して以来、同盟関係の強化に取り組み、北東アジアにおける米国の最も重要な政策の一つは韓国との同盟強化であること、米韓が両国間の経済関係を全面的に深化させていることにも触れ、「これらが米国が中国に代わって韓国の最大の輸出市場となった理由の一つでもある」とした。

記事は「この変化の背景には、韓国が米国と緊密な経済・技術同盟を結び、中国への輸出規制を強化し、中国への経済的依存を減らし、いわゆる貿易の多角化を達成することで中国への貿易依存を脱却しようとする試みがある。しかし、米国が韓国企業の経済移行費用を長期にわたって負担できない場合、韓国企業は中国への輸出規制を解除する可能性が高く、それによって米韓の経済貿易協力の効果が弱まる可能性がある。韓国が短期的に中国への貿易依存から脱却することが難しい場合、24年の韓国経済の発展は不確実性に満ちたものになる可能性がある」とも伝えた。(翻訳・編集/柳川)

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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