自動車アナリスト「中国の生産能力は世界の需要の75%を満たす。西側のメーカーは夜も眠れなくなる」

Record China    2024年1月9日(火) 6時0分

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中国メディアの観察者網は6日、「中国の電気自動車産業は近年、目覚ましい活力と革新を見せており、外国の一部の同業者に未曾有の圧迫感を覚えさせている」とする記事を掲載した。写真は中国江蘇省にある太倉港。

中国メディアの観察者網は6日、「中国の電気自動車(EV)産業は近年、目覚ましい活力と革新を見せており、外国の一部の同業者に未曾有の圧迫感を覚えさせている」とする記事を掲載。英フィナンシャル・タイムズの6日付報道を引用し、「中国のEVメーカーは世界のEV需要の75%を供給するのに十分な生産能力を確保している。これにより、西側の自動車メーカーは夜も眠れなくなるはずだ」とする自動車コンサルティング会社ダン・インサイツの最高経営責任者(CEO)、マイケル・ダン氏のコメントを紹介した。

記事によると、フィナンシャル・タイムズは「中国のEVの優位性は西側諸国に課題を突きつけている」と題した記事で、「価格は低廉だが高品質な中国のEVが海外市場に参入する中、米国と欧州の政府はEVの消費促進と国内自動車メーカーの保護の間でジレンマに陥っている。中国の自動車メーカーには十分な生産能力があるだけでなく、電池分野での高い技術力もある。米国や欧州は補助金や関税政策を通じて中国車の競争力を弱めようとしているが、専門家は、関税障壁を設けても欧米メーカーが中国製品に対して価格優位性を確立することは難しいと警告を発している」と報じた。

フィナンシャル・タイムズによると、ダン氏は、価格で中国EV大手の比亜迪BYD)に匹敵するメーカーはないとし、「時代は変わった。米国、欧州、韓国、そして日本の(自動車メーカーの)取締役会はショック状態にある」と指摘する。クライスラーの元北東アジア部門責任者でオートモビリティの創始者であるビル・ルッソ氏は「現在輸出されている中国車の4分の3はガソリンまたはディーゼルエンジンを搭載している。しかし、手頃な価格の中国製EVの台頭が、世界中の自動車メーカーを不安にさせ、保護主義政府に貿易制限の検討を促している」と指摘する。(翻訳・編集/柳川)

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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