中国国家気候センターによりますと、2023年、中国全国の平均気温は10．7度で、例年の平均気温の9．9度より0．8度高く、1961年以来最高となり、2021年の10．5度の記録を更新しました。全国の大部分の地域で気温が0．5～1度高くなり、山東、遼寧、新疆、貴州、雲南、天津、湖南、河北、四川、河南、北京、内蒙古、広西の13省・市・区の気温はいずれも1961年以来過去最高となり、全国127の国家管轄の測候所の単日最高気温は過去最高を突破しました。

一方、2023年1月22日、中国東北部の黒竜江省に位置する漠河で、最低気温は零下53度まで下がりました。7月16日、北西部の新疆ウイグル自治区のトルファンで最高気温が52．2度に達し、それぞれ中国の実測の最も寒い記録と最も暑い記録を破りました。これは気候温暖化を背景とする気温分布特徴を十分に示しており、すなわち気温の平均値がより高く、極端に低い気温や高い気温が比較的発生しやすいということです。（提供/CRI）