‎朴正煕暗殺から李在明襲撃まで、韓国ではなぜ政治暴力が頻発するのか―中国メディア

Record Korea    2024年1月3日(水) 22時0分

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中国メディアの環球時報は3日、「朴正煕暗殺から李在明襲撃まで、韓国ではなぜ政治暴力が頻発するのか」とする記事を掲載した。写真は李在明氏のフェイスブックより。

韓国の革新系最大野党「共に民主党」の李在明(イ・ジェミョン)代表が2日午前、訪問先の南部・釜山で記者団からの質問に答えていたところを男に刃物で襲撃された。これに関連し、中国メディアの環球時報は3日、「朴正煕(パク・チョンヒ)暗殺から李在明襲撃まで、韓国ではなぜ政治暴力が頻発するのか」とする記事を掲載した。

記事はまず、李在明氏襲撃を受け、ロイター通信が「韓国の政治暴力の歴史は1948年の独立建国にさかのぼることができる」とし、1979年に朴正煕大統領(当時)が暗殺された事件、74年に朴正煕大統領暗殺を狙った短銃による狙撃で大統領夫人が射殺された事件、2006年に朴正煕氏の長女である朴槿恵(パク・クネ)氏が襲撃された事件などを振り返ったことを取り上げた。

記事はまた、大統領選挙を控えた2022年3月には共に民主党の代表だった宋永吉(ソン・ヨンギル)氏がソウル市内で遊説中に高齢の男から突然、頭をハンマーのようなもので殴られ、病院に搬送された事件についても振り返った。

記事はさらに、1969年には朴正煕氏と争っていた金泳三(キム・ヨンサム)氏が自宅近くで暴漢に硝酸を浴びせられる事件があったこと、73年8月には野党指導者だった金大中(キム・デジュン)氏が韓国中央情報部により東京都内のホテルから拉致される事件があったことにも触れた。

記事はその上で、韓国の政治家が頻繁にテロ攻撃に見舞われる理由について、韓国メディアのNEWS 1が専門家の見方として「韓国の二極化した政治構造と誤った個人的信念の共同作用による結果だ」と伝えていることを紹介した。

記事はまた、韓国メディアの京郷新聞が2日夜の社説で「自分の政治的立場と違うからといって政治家に危害を加える行為は容認できない。何よりも懸念されるのは、ますます極端化している韓国政治が、こうした政治テロに滋養分を提供しているのではないかという点だ。オンライン空間の言語暴力は危険水位を超えて久しい。総選挙を控えて陣営間の対立が激化すれば、暴力のエネルギーがテロとして現れる可能性も排除できない。李在明氏襲撃をめぐっては、各種の推測と政治嫌悪を盛り込んだコメントが乱舞している。韓国の民主主義が危険にさらされていることを示す兆候だ」と論じたことも取り上げた。(翻訳・編集/柳川)

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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