台湾人がキューバへの入国を拒否される=入国審査官「中国は一つ、台湾のパスポート認めない」―台湾メディア

Record China    2023年12月26日(火) 18時0分

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カナダ在住の台湾人がキューバで入国を拒否され、カナダに送還される騒動があった。写真はキューバ。

カナダ在住の台湾人がキューバで入国を拒否され、カナダに送還される騒動があった。台湾の複数のメディアが報じたほか、中国本土や香港のメディアも報じるなど注目を集めている。

報道によると、カナダで永住権を取得している顔(イエン)さんは23日、家族5人でキューバを旅行するため同国の首都ハバナにあるホセ・マルティ国際空港に降り立った。顔さんらはいずれも正規のビザを取得していたが、入国審査官は顔さんの妻と子どもを通過させたものの、顔さんら3人はその場で止められた。

顔さんによると、キューバの入国審査官から「キューバは『一つの中国』の原則を認めているため、台湾のパスポートは認められない」と言われ、5人の送還を言い渡された。顔さんは「今年5月と7月に台湾のパスポートで入国できた人がいる」と主張したが、審査官は「これは新たな政策だ。台湾は今、中国と関係が悪い」などと説明したという。

顔さんと家族のパスポートはその場で押収され、出国ターミナルで10時間以上待ち、乗ってきた便でカナダに戻った。なお、21日にも台湾のパスポートを所持した女性がキューバへの入国を拒否された事例があったという。

台湾政府は駐コロンビア代表処に調査を指示したことを明かした上で、「キューバ政府の規定では、6カ月以上の有効期間のある台湾のパスポートを所持し、かつ観光カードを購入した人は入国できることになっている」と説明。関連情報が明らかになるまでキューバへの渡航は控えるよう呼び掛けた。(翻訳・編集/北田

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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