中国で正月に合わせて80作品以上の映画公開へ、大ヒット作品となるのは?

人民網日本語版    2023年12月25日(月) 18時30分

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年の瀬を迎え、中国では映画市場が盛り上がりを見せている。写真はラブストーリー映画「一閃一閃亮星星」。

年の瀬を迎え、中国では映画市場が盛り上がりを見せている。正月映画として公開されることが決まっている映画を見てみると、アンディ・ラウ(劉徳華)が主演の「潜行(I Did It My Way)」や「金手指(The Goldfinger)」を楽しみにしている人もいれば、ラブストーリー映画の「一閃一閃亮星星(Shining For One Thing)」「非誠勿擾3(狙った恋の落とし方。)」を楽しみにしている人もいるだろう。中国新聞網が伝えた。

では、多くの映画が「正月映画」として同時に公開されるのはなぜなのだろうか?そして大ヒット映画となるポテンシャルを秘めているのはどの映画なのだろうか?ある業界関係者は「今年の正月映画はジャンルもテーマもバラエティーに富んでいる。また、公開予定の映画のランクや前売りチケットの販売状況から見て、今年の年間興行収入は約550億元(約1兆1000億円)に達し、それを超える可能性も大きい」との見方を示す。

正月映画は期間が長く、たくさんの外国映画と中国国産映画が同時に封切りされてバトルを繰り広げるため、1年の中でも重要な映画シーズンであり、映画ファンにはたくさんの選択肢が提供されることになる。

そのため、「正月映画」は昔から、映画関係者が「ガチンコ勝負を繰り広げる場」となっている。映画情報サイト・猫眼専業版の統計によると、20日の時点で、今年は80作品以上の新作映画が「正月映画」に参戦することになっている。

今年の正月映画のラインナップを見ると、サスペンス映画の「渉過憤怒的海(Across the Furious Sea)」や「瞞天過海(The Invisible Guest)」、癒し系映画の「再見、李可楽(So Long For Love)」、ホラーの要素も組み込まれたファンタジー映画「照明商店(Love Life Light)」といった中国国産映画がすでに封切りされている。外国映画を見ると、ディズニー映画「ウィッシュ」やファンタジーアドベンチャー映画「ウォンカとチョコレート工場のはじまり」などがある。

猫眼研究院のシニアアナリスト・尹騰宇(イン・テンユー)氏は、「正月映画を見ると、前売りチケットの売れ行きが絶好調の『一閃一閃亮星星』のほか、超豪華キャストの香港映画『金手指』、『潜行』、コメディー映画の『年会不能停!(Johnny Keep Walking!)』、恒例の正月映画『非誠勿擾3』、アニメーション映画『舒克貝塔・五角飛碟』などもあり、どれもとても楽しみだ」と分析する。

今年の正月映画として、「一閃一閃亮星星」やフォン・シャオガン(馮小剛)監督がメガホンを取った「非誠勿擾3」、再上映となった「你的婚礼(君の結婚式)」など、ラブストーリー映画3作品が12月30日と31日に公開されることになっており、多くのカップルが首を長くして待っている。

「一閃一閃亮星星」の前売りチケットの興行収入はすでに2億元(約40億円)を超えている。猫眼専業版の統計によると、前売りチケット購入者のうち、25歳以下の若者が80%以上を占めている。

では、ラブストーリー映画はどんなバトルを見せてくれるのだろうか?尹氏は「この種の映画を見るのは若者がメイン。市場において硬直的需要となっているテーマでもある。若者は祝祭日の『セレモニー感』を重視しているため、ラブストーリー映画の多くはバレンタインデーや正月などに上映される」と説明した。(提供/人民網日本語版・編集/KN)

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