日本人の海外旅行先トップ10に香港なし、「旅行赤字」拡大の原因は?―香港メディア

Record China    2023年12月22日(金) 8時0分

拡大

香港メディアの香港01は20日、香港の日本に対する「旅行赤字」が拡大していると報じた。

香港メディアの香港01は20日、香港の日本に対する「旅行赤字」が拡大していると報じた。

新型コロナの収束後、多くの香港人が日本旅行に訪れている。記事によると、日本政府観光局(JNTO)香港事務所が10月に行ったアンケートでは、26%の人がコロナ後にすでに3回以上日本を旅行したと回答した。10月の訪日外国人でも香港人は4番目に多かった。

今年1~10月に日本を訪れた香港人は延べ166万人に達し、2019年同期の7割にまで回復した。一方、香港を訪れる日本人はなかなか戻らず、今年1~10月は25万人と19年同期の4割。記事は「両者の差はすでに5.6倍になっている。19年の『赤字』は2.5倍にすぎなかった」と報じた。

記事はまた、これから訪れるクリスマスや年末年始の休暇でも「旅行赤字」は拡大しそうだとし、旅行会社HISによる今月23日から来年1月4日までの日本人の海外旅行先ランキングトップ10に「香港は入っていない」と説明。「18年の同じ調査では香港は7位だったが、20年以降は関連の調査で香港はランクインしなくなった」と伝えた。

なお、同ランキングは1位から順にソウル、台北、ハワイ、バンコク、グアム、プサン、シンガポール、セブ島、ケアンズ、パリとなっている。

記事は香港を訪れる日本人が伸び悩んでいることについて、在香港日本国総領事館の岡田健一総領事が香港メディアのインタビューで「物価高のほか、19年以降に発生した社会的な事件や状況が日本および欧米のマスメディアに報じられ、香港に対する印象が悪化している」との見方を示したこと、JNTO香港事務所の小沼英悟所長が香港のホテルの宿泊費の高騰を挙げたことを伝えている。(翻訳・編集/北田

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携