「翼竜」ドローンが甘粛省の被災地に到着、現場の画面をリアルタイムで伝送―中国

人民網日本語版    2023年12月21日(木) 6時30分

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「翼竜」ドローンが甘粛省の地震被災地に到着し、現場の画面をリアルタイムで伝送している。

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甘粛省臨夏回族自治州積石山県で18日夜、マグニチュード(M)6.2の地震が発生した。震源の深さは10km。一部の水道、電力、交通、通信などのインフラが損壊している。中国応急管理部救援協調・対応管理局は中国航空工業集団が独自に開発した「翼竜−2H」緊急災害救助型ドローンを同県に緊急派遣し、被災状況の情報収集などの緊急災害救助任務を実施し、緊急災害救助に力強いサポートを提供している。

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「翼竜−2H」緊急災害救助型ドローンは19日午後0時43分に情報収集・通信ペイロードを搭載し、自貢蘭田空港から離陸し甘粛省積石山県に向かった。任務エリアに到着すると直ちに緊急災害救助任務を実施し、「黄金の救助時間」に被災現場の画面をリアルタイムで伝送した。映像、音声、データの融合、指示の見える化を実現した。指揮ホールがリアルタイムで被災現場の状況を知り、速やかに被災状況と死傷状況を把握し、災害救助の重点方向を明確にし、救助の効率的な調整を行うための鍵となる意思決定の根拠を提供している。



今回の任務を実施する「翼竜−2H」は、長航続距離、長航続時間、大積載、高環境適応性などの特徴を持ち、風速17.2~28.4m/sの環境で常態化飛行を行うとともに、災害の情報収集や緊急通信サポートなどの任務を実施できる。すでに幾度となく過酷な条件下の緊急救助の試練を乗り越えている。例えば2021年の河南鄭州集中豪雨の災害救助や2022年の四川濾定地震の救助で、現場の被災状況の画面をリアルタイムで伝送し、緊急救助の指揮・調整に力強いサポートを提供することにより、被災地の「情報の孤島」の難題を効果的に解決し、電力・交通・通信の寸断といった過酷な条件下での緊急救助ライフラインを復旧した。(提供/人民網日本語版・編集/YF)

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