中国メディア・上観新聞の17日付記事によると、中国の空港で12日、穀物を機内に持ち込もうとした乗客によるトラブルが起きた。

12日のトラブルは韓国に地理的に近い山東省の青島膠東国際空港で起きたもので、韓国行きの便に乗ろうとした乗客が大量の穀物を入れた手荷物が重量オーバーで引っかかったことに激怒。これによって出発が1時間以上遅れたという。

記事によると、韓国では穀物価格が上昇しており、中国から航空便で持ち込む動きが広がっている。青島の他、今では北京の空港などでも見られ、運んでいる人物は通常その日のうちに中国に戻って来るそうだ。

記事は、「韓国の穀物方面の問題は数年前に始まった」と述べて「現在、韓国国内のコメの小売価格は1キロ当たり約24．3～44．4元（約480～890円）」と紹介し、中国の小売価格のほぼ3～4倍だと指摘。また、17日の青島-韓国ソウル便の最も安い航空券は380元（約7600円）だとして、「韓国に持って行くのにかかるコストは低い」としている。（翻訳・編集/野谷）