米シンクタンク報告書「中国は10大戦略産業のうち7つで世界をリード」―香港メディア

Record China    2023年12月18日(月) 7時10分

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中国メディアの参考消息は15日、米シンクタンクの報告書によると、中国は10大戦略産業のうち7つで世界をリードしているとする香港英字メディア、サウスチャイナ・モーニング・ポストの記事を取り上げた。

中国メディアの参考消息は15日、米国に拠点を置くシンクタンクの情報技術・イノベーション財団(ITIF)が13日に発表した報告書によると、中国は10大戦略産業のうち7つで世界をリードしているとする香港英字メディア、サウスチャイナ・モーニング・ポストの13日付記事を取り上げた。

記事によると、中国は先端産業への努力と投資が奏功し、コンピューターやエレクトロニクス、化学薬品、ベーシックメタル、自動車などの分野で世界の他の国々から市場シェアを獲得し続けている。

中国は20年時点で、ITIFの報告書が対象とする10産業のうち7つ(コンピューター、エレクトロニクス、化学薬品、機械および装置、自動車、ベーシックメタル、電装品)で世界最大の生産国となっている。一方、米国は医​​薬品、IT、情報技術サービス、その他の輸送分野で世界をリードする生産国だ。

報告書は「世界の他の国々は医薬品、IT、情報技術サービスにおいて中国を上回ったものの、中国政府がバイオ医薬品と人工知能(AI)を発展の主要産業としてターゲットにしているため、その優位性は持続できない可能性がある」と述べている。

ITIFによると、中国は現在、ITIFのハミルトン指数における戦略的に重要な産業を支配している。ITIFのハミルトン指数は、20年の世界生産で10兆ドル以上を占めた先進的で戦略的に重要な10の産業の業績に基づいて40カ国をランク付けしたもの。

ITIFによると、20年の10産業の経済規模に基づく中国の生産量は世界平均より47%高く、米国の生産量は平均より13%低かった。ハミルトン指数の10産業における中国の市場シェアの急成長は、米国とG7の急速な低下を反映している。

ITIFは、米国について、半導体の国内生産を促進するCHIPS法を可決したものの、どの政党も同法の必要な資金を解放するために巨額の財政赤字に対処することを望んでいないため、そのような議題を実行し、全額資金を提供するという意志は比較的低いようだと指摘する。

中国の電気自動車(EV)への多額の投資の成果も出ており、自動車生産で世界のリーダーに位置している。

ITIFによると、米国は特に航空宇宙製造業における優位性により、「その他の輸送」カテゴリーで首位を維持し、20年の生産量は世界全体の34.5%を占めた。中国は、高速鉄道と海運の拡大が主な後押しとなり、20年の生産量は世界全体の15.1%を占めて2位だった。(翻訳・編集/柳川)

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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