中国海洋石油集団（中国海油）が14日に発表した情報によると、超深水大型ガス田「深海1号」2期プロジェクトで圧力が最高の開発井である「A12井」の掘削作業が完了し、中国の深水開発井の圧力等級の記録を更新した。

「深海1号」2期プロジェクトの所在海域は地層条件が複雑で、深水や地質の高温・高圧といった世界レベルの難題に直面しており、中国初の深水高圧プロジェクトだ。水深は1000m近く、「深海1号」1期の2．2倍に達した。地層圧は69メガパスカルに達すると同時に138℃の高温の挑戦に直面している。2期に展開された12本の水中ガス井のうち深水高圧井は3本で、うちA12井の作業リスクが最も高く、開発の難易度が極めて高い。同井の地層の絶対圧は69メガパスカルを超えており、家庭用圧力鍋の作動圧力の1000倍に相当する。

中国海油海南分公司の劉書傑（リウ・シュウジエ）チーフエンジニアは、「A12井の掘削深度は4300メートルを超えた。これで『深海1号』2期プロジェクトの全体の掘削深度が5万メートルを超え、チョモランマ（エベレスト）の高さの6倍に相当する。掘削作業全体の進捗率は90％に達し、プロジェクトの予定通りの稼働開始に向けた基礎をしっかり固めた」と述べた。（提供/人民網日本語版・編集/YF）