唐時代の女性将軍に扮した「大唐女将軍」が女性だけの部隊「娘子軍」を率い、陝西省西安市の中心部を取り囲む城壁とその周囲を闊歩する姿が中国のネットユーザーの間で話題になっている。これは唐時代の武具に身を包んで西安城壁めぐりをする大唐金甲武士に続いて登場した新たな注目のパフォーマンスイベントだ。西安新聞網が伝えた。

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「女性が男性にかなわないことはない。着たいのは美しい衣装ではなく戦いの衣装」。西安城壁長安舞踏団の張傑軍団長は大唐女将軍のキャラクター創作のインスピレーションについて、「昔から男性に負けずに、家を守り国を守った女傑は枚挙にいとまがない。大唐女将軍のイメージは歴史上の特定の人物によるものではなく、彼女たちは一種のシンボルであり、その美しさは女性のしとやかさの中にある毅然とした力強い精神力を完璧に物語っている」と説明した。

「大唐女将軍」に扮した一人の楊珍さんは、「鎧を身につけると、雄々しく勇壮な感情が胸の内に湧き上がる。私たちは力を尽くしてパフォーマンスを行い、観光客に『女将軍』の颯爽とした姿や豪快な心意気を至近距離で感じてもらい、双方向の交流を楽しんでもらいたい」と話した。

数多くの観光客から、「このような興味深い方法で中国の歴史と文化を伝えてもらうと、観光旅行がより楽しいものになる」といった感想が寄せられた。（提供/人民網日本語版・編集/KS）