中国の食糧総生産量、23年も豊作維持、31省中27省で増加―国営メディア

Record China    2023年12月18日(月) 5時0分

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中国の2023年の食糧総生産量は前年比1.3%増の6億9541万トンと9年間連続で6億5000万トン以上の豊作を維持。地域別では31省のうち、27省で食糧生産量が増えた。

中国の2023年の食糧(穀物・豆類・イモ類)総生産量(夏季収穫食糧、早稲、秋季収穫食糧の総量)は前年比1.3%増の6億9541万トンとなり、9年間連続で6億5000万トン以上の豊作を維持した、と国営メディアが報じた。地域別では31省(自治区・直轄市)のうち、27省で食糧生産量が増えた。

AFP通信が紹介した国営新華社通信の記事によると、23年の食糧総生産量は中国国家統計局農村司の王貴栄司長が11日、明らかにした。全国の食糧作付面積は0.5%増の17億8500万ムー(1ムー=約0.07ヘクタール換算で1億1900万ヘクタール)だった。

種類別では小麦とトウモロコシが増えた一方で、米は安定しながらもやや減少した。23年の穀物作付面積は0.7%増の14億9900万ムー(約9993万3300ヘクタール)、うち米は1.7%減の4億3400万ムー(約2893万3000ヘクタール)、小麦が0.5%増の3億5400万ムー(2360万ヘクタール)、トウモロコシが2.7%増の6億6300万ムー(4420万ヘクタール)となった。

豆類がやや増え、イモ類はいくらか減少した。豆類は1.0%増の1億8000万ムー(1200万ヘクタール)で、うち大豆は2.2%増の1億5700万ムー(約1047万ヘクタール)と2年連続で1億5000万ムー(1000万ヘクタール)以上を維持した。イモ類は1.9%減の1億600万ムー(約707万ヘクタール)だった。

穀物の1ムー当たり生産量は0.6%増の427.9キロ、うち米は0.8%増の475.8キロ、小麦は1.3%減の385.4キロ、トウモロコシは1.5%増の435.5キロとなった。

豆類といも類はいずれも増えた。豆類の1ムー当たり生産量は0.4%増の132.5キロで、うち大豆は0.5%増の132.7キロ。イモ類は3.2%増の285.1キロに上った。

食糧総生産量中、夏季収穫食糧は0.8%減の1億4615万トン、早稲(わせ)は0.8%増の2834万トン、秋季収穫食糧は1.9%増の5億2092万トンだった。

地域別では新疆ウイグル自治区が作付品種と水資源配置の見直し、耕作面積の拡大により、作付面積を大幅に増やし、食糧生産量が約305万5000トン増加した。山東、吉林、四川、遼寧、安徽、内モンゴルの5省1自治区では食糧生産の増加量がいずれも50万トンを超えた。(編集/日向)

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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