低賃金にうんざりしたベトナムの労働者がティックトッカーに―仏メディア

Record ASEAN    2023年12月14日(木) 0時0分

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中国メディアの参考消息は11日、低賃金にうんざりしたベトナムの労働者が動画投稿アプリのティックトックに頼るとする、仏AFP通信の記事を取り上げた。

中国メディアの参考消息は11日、低賃金にうんざりしたベトナムの労働者が動画投稿アプリのTikTok(ティックトック)に頼るとする、仏AFP通信の記事を取り上げた。

記事によると、ベトナムの首都ハノイ近郊の産業集積地で、サムスン電子を含む世界的エレクトロニクス企業向けに携帯電話を組み立てる単調で低賃金の労働に従事していたビー・ティ・アインさん(23)は、国内で成長を続けるTikTokライブストリーマーの一人として何十万人ものフォロワーに商品を販売することで、はるかに多くの収入を得られることに気づいた。

35万人超のフォロワーと1500万件余の「いいね!」を抱えるアインさんのTikTokチャンネルでは、叔父が作った4ドル(約580円)のヌードルパックに注文が殺到している。

ベトナムの人口約1億人のうち約80%がインターネットを利用でき、Z世代のTikTok利用率も同様に高い。

ソーシャルメディアやライブストリーミングサービスを提供するDC 3 Doの共同創設者グエン・ドアン・キー氏は「農家も労働者も学生も簡単に自分のチャンネルを始めることができる」とし、「かつてオンライン販売は企業や店舗オーナーのみが利用できた。今は誰にとってもチャンスだ」と語る。

農家がTikTokで大もうけしている隣国の中国と同様に、ベトナムでも電子商取引が急成長している。世界トップ10の成長市場の一つで、今年の売上高は200億ドル(約2兆9000億円)を超えると予想されている。

北部にある山岳地帯出身のルオン・クアン・ダイさんは、42万人のフォロワーを持つインフルエンサーになるとは想像もしていなかった。TikTokや交流サイトのFacebookフェイスブック)での人気のおかげで、乾燥バナナ、ビーフン、ティーミックスの販売でライブストリーミングを行う前の10倍の収入を得ている。「ソーシャルメディアは私の人生を完全に変えた」と語る。(翻訳・編集/柳川)

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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