日本は年100億円超の損失、果物の優良品種が海外で勝手に栽培される―仏メディア

Record China    2023年12月12日(火) 7時0分

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10日、仏国際放送局RFIの中国語版サイトは、品質が高く価格も高い日本の果物品種の模造品が海外で大量に流通しており、日本の栽培農家から嘆きの声が出ていると報じた。

2023年12月10日、仏国際放送局RFI(ラジオ・フランス・アンテルナショナル)の中国語版サイトは、品質が高く価格も高い日本の果物品種の模造品が海外で大量に流通しており、日本の栽培農家から嘆きの声が出ていると報じた。

記事は、日本で手間暇かけて開発された宝石のようなブドウ品種のシャインマスカットが東京のデパートでは1キロ当たり100ユーロ(約1万6000万円)で売られることもあるほど高価だと紹介する一方で、日本のシャインマスカット農家からは「シャインマスカットは現在、中国や韓国で堂々と栽培されており、日本はロイヤリティーも知的財産権も得られない」との声が出ていることを伝えた。

その上で、香港やタイなど日本の果物が人気のある場所で、中国や韓国産のシャインマスカットのコピー品が日本産の2分の1、3分の1という安価で販売されていると紹介。顧客は価格に注目して安いものを買う傾向にあるものの、取り扱う現地の業者は「日本のシャインマスカットとその模造品との品質の違い」を実感できるようだとした。

そして、シャインマスカットが2006年に品種登録され、16年に中国で最初のコピー品が見つかったと指摘。日本は国際ルールで定められた期限内に海外品種登録を行わなかったという大失態を犯したことにより、中国や韓国にシャインマスカットの栽培を止めさせたり、日本にロイヤリティーを支払いを求めたりする法的手段はないのだと解説し、もしちゃんとした法的手続きを踏んでいたならば日本は年間100億円以上のロイヤリティーを得られた可能性があると伝えている。

記事は、日本の農業当局が果物を「知的財産権」と結びつける必要性を農家に認識させるのは難しいとの見解を示しており、シャインマスカット以外にも日本で苦労して開発されたイチゴ、サクランボ、柑橘類の新品種が海外で次々とコピーされていることを明らかにしたと紹介。日本政府もこの点に関して知的財産権の保護を怠ってきたことは否めず、日本が保護品種の種子や苗木を海外に持ち出すことを禁止したのは、20年になってのことだったとした。

記事は、「日本人は果物作りを非常に尊重しており、時には想像を超えるような価格で美品が取引される」と紹介。「われわれはより品質が高く、より甘くておいしい果物づくりを目指している」との日本の果物農家の言葉を伝えた。(翻訳・編集/川尻

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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