2014年8月9日、米紙ニューヨーク・タイムズによると、北朝鮮は軍や政府高官が使用する燃料を確保するため、一般市民のバイク使用を禁止した。中国からの石油供給が停止していることが原因だ。11日付で中国紙・参考消息（電子版）が伝えた。

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北朝鮮国民にとってバイクの所有は一種のステータスとなっていた。多くの国民は徒歩で移動しており、バイクの所有者はこれを他人に貸し出すことで副収入を得ていた。今回の規制により、朝の出勤時間や夕方の退勤時間以外にバイクを使用した違反者にはバイクを没収する措置がとられる。

北朝鮮の国営メディアは今のところバイク使用禁止に関する報道を行っておらず、情報の確認はできていない。中国税関総署の報告では、少なくとも今年1月から4月まで中国から北朝鮮への石油供給は一切行われていない。（翻訳・編集/本郷）