習近平国家主席は7日、北京の釣魚台国賓館で、第24回中国・欧州連合（EU）首脳会談出席のため訪中したEUのミシェル大統領、フォンデアライエン欧州委員長と会談しました。

習主席は、両氏の訪中に歓迎の意を表した上で、「両氏は昨年末以降、前後して訪中し、中国と欧州の戦略、経済貿易、グリーン、デジタル分野のハイレベル対話が豊かな成果を収め、中国・欧州関係に揺るぎなく発展する良好な勢いが現れたことは、双方の利益と人々の期待に合致するものだ」と述べ、双方が共に努力し、中国・欧州関係の発展の勢いを保つ必要性を強調しました。

習主席は「世界は今、百年未曾有の大変局の中にあり、中国と欧州は、多極化を推進する二つの大きな力、グローバル化を支持する二つの大きな市場、多様性を提唱する二つの大きな文明として、その関係は世界の平和、安定、繁栄に関わる」と指摘した上で、中国と欧州が担うべき責任について「共に世界により多くの安定性を提供し、発展により多くの推進力を提供し、グローバルガバナンスにより多くのリーダーシップとサポートを提供する必要がある」との考えを示しました。

習主席は「今年は中国・EU包括的戦略的パートナーシップ樹立20周年に当たる。中国・欧州関係の新たな出発点に立つわれわれは、歴史的経験を総括し、世界の大勢を把握し、知恵と責任を示し、包括的戦略的パートナーシップの正しい位置付けを堅持しなければならない」とした上で、「双方は互恵協力のパートナーとして、対話と協力を強化し、双方の人々に幸福をもたらさなければならない。世界的な挑戦に共同で対応し、手を携えて世界の安定と繁栄を促進しなければならない」と強調しました。（提供/CRI）