中国南部・海南省の省都である海口市で7日、中国科学技術協会、海南省人民政府、科学技術部、生態環境部が共催する2023世界新エネルギー車大会が開幕しました。新エネ車とは、電気自動車や燃料電池車など、非従来型の自動車を指す中国の用語です。

この大会は、グリーン低炭素発展戦略とその道筋、自動車産業の新しいエコシステム構築の加速などの新エネ車産業発展のホットな分野に焦点を絞った取り組みです。23の国と地域から来た750人余りの自動車産業の政治・産業・大学・研究所などの分野の代表は、新エネ車の全面的市場化普及、自動車・道路・クラウドの一体化、ソフトウェア・デファインド・ビークル(SDV)などの議題をめぐって深く議論します。

同大会で研究成果として発表された「自動車産業グリーン低炭素発展ロードマップ1．0」では、初めて業界の視点で中国の自動車産業の炭素排出の算定の境界が明確化され、自動車産業のグリーン低炭素発展のビジョンと目標、実現の道筋と保障措置が盛り込まれました。この「ロードマップ」は、中国の自動車産業が国のカーボンピークアウトとカーボンニュートラル戦略を実行に移し、グリーン低炭素転換を実現するための重要な指針を提供するものです。（提供/CRI）