中国船舶集団、世界初にして最大の原子力コンテナ船の設計を正式に発表―中国メディア

Record China    2023年12月7日(木) 15時0分

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7日、環球時報は、中国企業が世界初のタイプかつ世界最大の原子力コンテナ船の設計を発表したと報じた。

2023年12月7日、中国メディアの環球時報は、中国企業が世界初のタイプかつ世界最大の原子力コンテナ船の設計を発表したと報じた。

記事は、世界造船最大手・中国船舶集団(CSSC)傘下の江南造船集団が5日、上海市で開幕した中国国際海事技術学術会・展覧会で世界初のタイプ、かつ世界最大となる2万4000TEU型原子力コンテナ船の設計を発表したと紹介。同社が炭素排出削減を実現する船型や動力システムの模索を続け、世界先進の第4世代原子炉による原子力をエネルギーとした「ゼロカーボン」の超大型コンテナ船の設計にたどり着いたと伝えた。


そして、原子炉が高温低圧下で安全に運転可能で耐高圧性を持った容器や管路を必要としないこと、破損が生じたとしても環境温度内で急速に凝固して材料である溶融塩が事故的に原子炉の外に排出されないこと、動力装置が船体の安全な位置に配備され、電力システムに十分な剰余設計が採用されており、緊急時に船員が避難できる環境を整えていることなど、充実した安全性能を持っていることを説明した。

さらに、動力システムの省スペース化によりコンテナの積載可能量が増えるとともに、輸送時の安定性も向上していること、推進力は全て原子炉による電力でまかなわれ、高速での航行と操縦性の両立を実現していること、蓄電池が15〜20年に一度の交換で済み、コストを抑えられることなどを紹介した。(翻訳・編集/川尻

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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