「何以文明(文明とは何か)」世界巡回展・日本特別展が東京で開催

CRI online    2023年12月6日(水) 18時30分

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中央広播電視総台主催の「何以文明(文明とは何か)」世界巡回展・日本特別展が6日、東京都内で開催されました。

中央広播電視総台(チャイナ・メディア・グループ/CMG)主催の「何以文明(文明とは何か)」世界巡回展・日本特別展が6日、東京都内で開催されました。

中央広播電視総台の邢博副台長、福田康夫元首相、中華人民共和国駐日本国特命全権大使の呉江浩氏、日中協会の瀬野清水理事長、早稲田大学国際部参与の江正殷氏など、日本各界の友好人士、中日両国の主要メディア代表など100人余りが同展に出席しました。

最初に、福田康夫元首相があいさつの中で次のように述べました。


中国は数千年の歴史と素晴らしい文明を有しています。日本文明、アジア文明は中華文明を源とすると言われています。これは否定しようがありません。中華文明のような古い文明に対する敬意は忘れてはいけません。価値のある文明を発展させていくことは中国の使命でもあります。中国はしっかりこういう使命を持っていただきながら、これから何十年、何百年、何千年先も発展することを願っています。

中央広播電視総台の邢博副台長はあいさつの中で次のように述べました。


中日両国が誠意をもって接し合うことで、長く付き合えます。心を込めて交流することで、深い絆を作れます。文化を通じて友を作り、それぞれの美を共有できます。今年は中日平和友好条約締結45周年であり、この45年間、中日関係は非常に重要な発展を遂げてきました。文明の交流は信頼の基盤であり、中日友好の基礎は民間にあります。中央広播電視総台は中国の国営メディアとして、習近平主席が提唱した3つのグローバルなイニシアチブを実践し、日本のメディア業界と広範な協力を行い、両国国民の交流を促進しています。「何以文明(文明とは何か)」世界巡回展・日本特別展が両国関係のさらなる発展に貢献できるよう期待しています。

中華人民共和国駐日本国特命全権大使の呉江浩氏はあいさつの中で次のように述べました。


中国の5000年にわたる歴史は一度も途切れることなく、絶えず伝統を受け継ぎながらも革新し、変化に応じて進化してきました。習近平国家主席は「グローバル文明イニシアチブ」を提唱し、世界の文明の多様性を促進し、人類共通の価値観を共有し、人文交流と協力を強化し、各国の文化交流と心のつながりを深める新しい局面を開拓することに取り組んでいます。中央広播電視総台が主催する「何以文明(文明とは何か)」世界巡回展・日本特別展示会は、古今に通じ、文明の交流を促進する素晴らしいイベントです。皆さんに新しい体験をもたらすことを信じています。

日本協会の瀬野清水理事長はあいさつの中で次のように述べました。


中華文明が多元でありながら一体であったのと同じように、地球規模でも一つの文明が他の文明へと伝播、融合することで相互に学び合い、新たな人類文明へと発展昇華させ、人類社会を戦争のない多元一体の平和な世界へと促していくことは極めて意義深いことであります。中国が提唱している「一帯一路」構想は鉄道や空港、港湾、道路、通信などの施設を整備することで、人の往来や文化交流を容易にしようとする試みですが、今回の世界巡回展は、「一帯一路」の延長線上で、文明と文明が出会い、互いに補完し合いながら世界的な文化交流と⽂明間対話を一層促進しようとする試みです。

今回のイベントで、中央広播電視総台は日本放送協会(NHK)との共同制作である番組「シャンシャンに会いたい」を紹介し、来年に中日両国で同時に放送されることを発表しました。この番組は、日本に暮らしていたジャイアントパンダのシャンシャンの故郷での生活を描写し、中日両国の人々がパンダに対する愛情と中日両国の国民同士の友好な交流の願望を表現しています。また、中央広播電視総台は吉本興業と共同制作した文化番組「巡って発見!ぶらり中国周遊紀」も紹介し、日本の視聴者に中国の歴史文化名城の魅力を紹介しています。


「何以文明」世界巡回展は、中央広播電視総台と中国国家文物局の指導のもと、央視網、国家文物局広報センター、中央広播電視総台「央博」デジタル文化芸術博物館が主催しています。初めてデジタル技術を活用して移動可能で没入型かつ対話型の時空フレームワークを構築し、「崇龍尚玉」の紅山遺跡、「文明聖地」の良渚遺跡、「玉華萌発」の凌家遺跡、「荆声玉振」の石家河遺跡、「礼出東方」の焦家遺跡、「最初中国」の陶寺遺跡、「王者聖城」の石峁遺跡、「華夏主脈」の二里头遺跡、「商邑翼翼」の殷墟遺跡、「古蜀之光」の三星堆遺跡の10カ所の中華文明探源プロジェクトの重要な考古遺跡をオンラインで復元しています。自由に文明の成果を探訪し、先祖の生活を身近に体験することで、「5000年にわたる中華文化」の偉大な栄光を再現しています。


中央広播電視総台は早稻田大学と1カ月にわたる「何以文明(文明とは何か)」日本特別展示会ならびに2024年の中央広播電視総台の年越し番組「春晩」のPRエリアを共催し、人文交流を通じて中日両国の国民に学び合い、協力し合い、交流する橋を懸けることを目指しています。イベントの会場では、邢博氏、吴江浩氏、中央広播電視総台アジア太平洋総局の担当者、早稲田大学国際部の関係者が共同で「何以文明(文明とは何か)」日本特別展示会と2024年の「春晩」PRエリアの開催を宣言しました。


今回の「何以文明(文明とは何か)」世界巡回展・日本特別展は中央広播電視総台の「何以文明(文明とは何か)」世界巡回展の8回目の特別展であり、今年の締めくくりでもあります。

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