<世界斜め斬り>寝苦しい夜の三題ばなし(2)―周永康の蓄財と松下幸之助の名言

Record China    2014年8月13日(水) 10時12分

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中国共産党のトップクラスの周永康という大変偉い人がとんでもない蓄財で処分されるようです。なんでもそのクラスになると訴追されないという暗黙のルール(?)があったと報じられています。直ぐに思い出されたのが、松下幸之助の名言です。写真は周永康。

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1、松下幸之助さんの名言

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中国共産党のトップクラスの周永康(前政治局常務委員)という大変偉い人がとんでもない蓄財で処分されるようです。なんでもそのクラスになると訴追されないという暗黙のルール(?)があったと報じられています。直ぐに思い出されたのが、昔、松下幸之助さんに仕えた私の大学の先輩の話です。松下さんは先輩に「自分にとって怖い存在を持っていないと人間は堕落する」と。先輩は松下さんの怖い存在は何ですかと問われたら「お客さんだよ」と。

 

また、あるゴルフのシーンを思い出しました。岡山でプロのコンペがあった時のことです。何番かのグリーンのそばで観戦していた時、ミノザという外国選手がパットをしようとした時にボールがかすかに動いたと自己申告してワンペナを取られました。同伴選手も観客も気付いていなかったのにです。この1打罰で二位に甘んじました。これは私の解釈ですが、ミノザ選手はクリスチャンで「人は見てなくても神は見てる」と思ったのではないでしょうか。忘れられぬシーンです。

2、オレオレ詐欺・子や孫は可愛いけれど

これほど注意喚起されているのに被害は減るどころか年をおって増えてるようです。ご老人(女の人が多いようですが)が直ぐに多額の現金を準備出来るのも驚きですが、成功率は低いでしょうが大悪人の犯人グループのマーケティング力(?)も脅威的です。こんなに濡れ手に粟の商売(?)なら外国でも模倣されると思うのですがどうでしょうか。欧米文明国でもあるでしょうか。知っておられたら教えていただきたいです。

 

日本独特の犯罪だとすれば、日本人の人情の甘さがあるのではないでしょうか。子とか孫は既に成人で、いっぱしの社会人のはずです。彼らのミスはまずは彼ら自身に処理させるべきでしょう。「可哀相だ」というのはあまり教育的ではありません。日本の家庭内人間関係の甘さこそ、犯人グループがつけ込むところでなないでしょうか。少なくともお金は本人自身に渡すべきで、他人に渡すなどは、お人が良すぎませんか。

3、地球の将来は大丈夫?

いずれ太陽の寿命が尽きて地球は消える運命にあります。その時の人類の気持ちはいかがなものか、と友人の集まりで話したら、何万年先かそれ以上先の話をしてもしょうがないぞと笑われました。しかし遠い遠い後々の子孫のことを思って妄想しても悪いことではないでしょう。

 

しかし太陽の寿命に付き合う前に地球が自滅する心配はないでしょうか。神(?)から与えられた地球には自ずと自然的な収容能力限度があるはずです。人口増加と所得増加が続けば、食糧不足、水不足、エネルギー不足は必然です。今でも既に兆しが出ているようです。原発を毛嫌いしていることが許されるでしょうか。こういった地球危機が訪れたら、人間は否応も無く強者が実力行使に出て強者生存を図るでしょう。こうなった時に、人類に平和的な調整能力はあるでしょうか。世界的な「一人っ子」政策が採れるか、それが全世界的に出来るか、何か恐ろしいことが起きそうで、やっぱり今夜も眠れそうもありません。

吉田忠明(よしだ・ただあき)

鳥取県生まれ、昭和32年一橋大学経済学部卒、同年大蔵省(現財務省)入省、在香港総領事館領事、横浜税関長、東京国税局長などを歴任。その後トマト銀行社長、会長などを務めた。

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