王毅中国共産党中央政治局委員・外交部長は1日、ベトナムの首都ハノイでグエン・フー・チョン共産党書記長と会談しました。

王外交部長は席上、「両国の全面的な戦略的パートナーシップの構築から15年という基礎の上で、両国関係の位置づけを高めることについて双方は共通認識に達した。これは、水が来れば溝ができるように、条件が整ったことでおのずと達成されたものであり、両国の共通の願いと共通の利益に合致し、地域や世界の平和と発展にも役立つ」と述べました。

これに対して、グエン・フー・チョン共産党書記長は「ベトナム共産党中央委員会書記長への3度目の就任を果たしてから、最初に訪問した国が中国となった。また先日、私は両国の国境線にある『友誼』と名づけられた港に赴き、友情の木を植えた。世界を見ても、ベトナムと中国の間にだけ、『友誼』という名の港がある。これは、われわれが両国の伝統的な友情を大切にしていることの体現である。ベトナムと中国の関係発展が続くことは、ベトナム人民の願いに完全に合致している。双方の共同努力を通じて、両国の『同志や兄弟』のような友情はますます深まっていくと信じている」と述べました。

王外交部長は同日、ヴォー・ヴァン・トゥオン国家主席とブイ・タイン・ソン外相ともそれぞれ会談しました。（提供/CRI）