拡大
1日、極目新聞は、中国江西省で以前詐欺被害に遭った男性が、被害者救済の弁護士を名乗る人物から再度詐欺被害に遭いそうになったと報じた。
中国メディアの極目新聞は1日、中国江西省で以前詐欺被害に遭った男性が、被害者救済の弁護士を名乗る人物から再度詐欺被害に遭いそうになったと報じた。
記事は、同省公安当局が先日「ある男性が詐欺の疑いがある銀行口座にお金を振り込もうとしており、詐欺被害のリスクがある」との通報を受けたと紹介。その際、当事者の名前が今年9月に34万元(約710万円)の投資被害に遭い、被害金額が戻ってきていない男性と同じであることに気づき連絡をしたと伝えた。
そして、警察署にやって来た男性から事情を聞いたところ、34万元の被害額を取り戻そうとしていた男性に対してある法律事務所の弁護士を名乗る人物が接触し、「被害額の回収を支援する」と称して「律雲聊」という名前のアプリをダウンロードさせたことが発覚。弁護士を名乗る人物はアプリ内で「権利保護コミュニティー」を作って他の被害者とコミュニケーションを取らせ、その後コミュニティー内のある人物が「インストラクターの指示に従えば絶対に負けない投資」アプリで被害額を取り戻そうと提案、他の人が続々と成功体験を書き込む中で男性も過去の失敗を忘れてアプリをダウンロードし、何度か投資を行ったという。
記事によれば、このアプリでは最初に大きく勝てるようになっており、大量のポイントを獲得させた後、ポイントを現金に交換するために保証金として現金を振り込ませていたとのこと。完全に信じ込んでいた男性は38万元(約790万円)を集めて口座に振り込もうとしていた。そこで警察から連絡があったようだ。
警察官は男性が利用したアプリを確認した上で、そのシステムが問題だらけであることを一つ一つ説明。最初は「だまされていない」と突っ張っていた男性も徐々に目を覚まし、自分が二重被害に遭いそうになっている現状をようやく把握した。かくして男性はさらに38万元を失わずに済んだという。(翻訳・編集/川尻)
Record China
2023/11/15
Record China
2023/11/14
Record China
2023/10/31
Record China
2023/10/19
Record China
2023/10/16
Record China
2023/10/13
ピックアップ
この記事のコメントを見る