<日本人が見た新疆>スケールの大きな景色は眼福、新疆の現在にも触れる

Record China    2023年12月28日(木) 14時40分

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中国駐大阪総領事館が企画した新疆ツアー第二陣が9月に行われた。ツアーに参加した相原郁子さんは、新疆ウイグル自治区で見たこと、感じたことをつづった。

中国駐大阪総領事館が企画した新疆ツアー第二陣が9月に行われ、参加者はカシュガル古城、エイティガールモスク、カシュガル市老城区保護総合治理紀念館などを訪れた。

ツアーに参加した相原郁子さんは、新疆ウイグル自治区で見たこと、感じたことを以下のようにつづった。

中国駐大阪総領事館が企画した新疆旅行に参加しました。コロナ禍を挟んで数年ぶりの中国でしたが、それほど以前と大きな違いを感じることなく旅行を楽しむことができました。ただ、中国の他の地域と違い、新疆では漢字の看板と共にウイグル文字が書かれているのが印象的でした。買い物ではアプリでの支払いがメインになっていましたが、現金も嫌がられることなく使うことができました。中には小銭の持ち合わせのないお店もあり、そういう所ではお釣り分を増量ということもありました。また、今回の第二陣から変更になった列車での移動は快適で、コンパートメントの車両だったので参加者同士の交流もスムーズにできました。

今回は湖に始まり湖で終わるという日程で、最初に行ったのはウルムチ近郊の天池、最後の目的地はカラクリ湖と、私の中では砂漠のイメージが強かった新疆に豊かな水があることを自分の目で確かめることができました。また、雪解け水や地下水のある所には人々が住み、まさにオアシスという感じでした。視界全部が大規模な風力発電など日本にいては見ることができないスケールの大きな景色が次から次へと現れ、その中を移動する日々が旅行中続き、まさに「眼福」でした。

さらに、このような自然の風景だけでなく、現在の新疆の様子も見ることができました。途中立ち寄った極端化闘争反対展覧や紡績工場、綿花畑ではこの旅行が物見遊山のツアーとは違うということを実感できました。カシュガルで見学した老城改造博物館も立体的な展示で見ごたえのあるものでした。数回カシュガルに来たことがあるという方も「カシュガルの旧市街は前と比べてきれいになった」と驚いていました。地図で見ると中央アジアの国々との国境が間近にあり、こんなに内陸にあっても中国というのが不思議に感じられるほどでした。

旅の後半のハイライトのカラクリ湖は標高が高いところにあるため高山病に注意が必要で、心配もしていたのですが、当日は医療関係の方も同乗されたので、それだけでも気持ちが楽になりました。結果、誰一人体調を崩すことなく湖畔での昼食も楽しむことができました。車窓からの景色も素晴らしく、同時に往時を彷彿させる使われなくなった旧道と思しきくねくねした狭い道もところどころ目に入り、今の道路との違いが一目瞭然でした。

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