「北京市人工知能（AI）業界基盤モデルイノベーション応用白書（2023年）」が11月29日、人工知能（AI）コンピューティング会議（AICC2023）で発表された。 白書によると、北京は現在、中国でAI分野のイノベーション基盤が最も優れ、人材資源が最も集中し、研究・開発・イノベーション能力が最も高く、製品のアップデートが最も活発な地域であり、すでに122の基盤モデルイノベーションチームを擁する。これは中国の約半分を占め、首位に立っている。基盤モデルの応用事例はさまざまな分野に及び、すでに従来型産業の強化、金融、政務、文化観光、医療、スマート都市などの分野で初期段階の応用がなされている。

白書によると、基盤モデル技術は急速に進化し、従来のAI技術発展の限界を突破しており、データの巨大化、モデルの汎用化、応用モデルの集中化といった特徴を示し、「無限生産」能力によって企業の生産エンジンを再構築し、生産効率の飛躍的向上を後押ししている。世界的にも、各地で基盤モデルの研究開発と応用が積極的に進められており、中でも米国と中国は汎用基盤モデルの発表数で世界の80％を占め、基盤モデル技術分野をリードしている。EU、英国、カナダ、シンガポールはまだ前段階の試験を行っており、応用を始めているのは一部のトップ企業に限られている。（提供/人民網日本語版・編集/NA）