北朝鮮、金正恩氏の娘ジュエ氏の偶像化開始、「女将軍」の称号も―韓国紙報道

Record Korea    2023年12月1日(金) 12時0分

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北朝鮮が金正恩国務委員長の娘ジュエ氏の内部的偶像化を始めた、と韓国紙が報道。金日成氏から続く「金王朝」の4代目候補では、と注目を集めている。

北朝鮮金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長の娘ジュエ氏を「朝鮮の新星」「女将軍」などと称して内部的偶像化を始めた、と韓国紙が報じた。ジュエ氏は父親と共に大陸間弾道ミサイル(ICBM)の試射などにしばしば登場。金日成(キム・イルソン)氏から続く「金王朝」の4代目候補では、と注目を集めている。

2017年に韓国の国家情報院は国会報告で、金委員長の子どもについて、「2010年生まれの第1子の息子と13年初めを前後して生まれた第2子の娘、17年2月生まれで性別が確認されていない第3子がいる」と明らかにした。しかし、最近になって金委員長に息子はなく、ジュエ氏が第1子という説が広がっている。

中央日報によると、米政府系ラジオ・フリー・アジア(RFA)は11月28日、平壌の消息筋の話として朝鮮労働党組織指導部が軍事偵察衛星「万里鏡(マンリギョン)1号」の打ち上げ成功を祝うため23日に開いた記念講演会で、偶像化とみられる表現が登場したと報道した。

講演会では「最高尊厳の胆力により敵対勢力の軍事的企図を常時掌握する偵察衛星が宇宙に配備され、朝鮮に宇宙強国時代が開かれた。宇宙強国時代の未来は『朝鮮の新星』女将軍により今後さらに光り輝くだろう」と強調した。

消息筋はRFAに「朝鮮の新星」はジュエ氏を指すとしながら、「『最高尊厳』のお子様を金日成の初期革命活動を宣伝する時に使った『朝鮮の新星』という尊称語で呼んだのは初めて」と話した。

平安北道の消息筋も道幹部対象の講演会で、党組織指導部が「軍事偵察衛星打ち上げ成功で共和国の地位が上がった。これにより全世界が最高尊厳と『朝鮮の新星女将軍』を仰ぎ見ることになるだろう」と宣伝したという。

ジュエ氏は昨年11月に新型ICBM試験発射場に初めて登場し、「愛するお子様」と呼ばれた。その後「尊貴なお子様」と呼称が格上げされた。

これに関連し、韓国統一部当局者は28日に記者らと会った席で、「統一部次元で現在まで確認できる内容はない。関係機関とともに北朝鮮の後継構図を綿密に見守っている」と説明した。 (編集/日向)

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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