中国工業・情報化部は29日、公式サイトを通じて「2023年5G工場リスト」を発表した。選りすぐりの300工場が選ばれ、国民経済の24大分類をカバーしている。

中国では「5G＋インダストリアル・インターネット」が勢いよく発展しており、全国の関連プロジェクト数は8000件を超えている。5Gは今や周辺サポートの部分から、中核制御の部分へと浸透している。同部によると、工業生産の各分野・部分における「5G＋インダストリアル・インターネット」の全面的な応用を加速させるため、「5G全接続工場建設ガイド」によって5G工場「百千万」行動の実施を提起した。つまり、企業1万社による建設を推進し、工場1000カ所を完成させ、100のモデルを構築することだ。各地からの報告を踏まえ、優れた工場を選び抜いて2023年5G工場リストを作成した。

リスト入りした5G工場300カ所は全国の26省（自治区・直轄市）に分布し、江蘇省が最多で97カ所。以下、山東省の32カ所、湖北省の30カ所が続く。建設投資総額は97億3000万元（約1946億円）に達し、企業のデジタルトランスフォーメーション（DX）が効果的に促進され、デジタル経済と実体経済の深い融合が力強く推進されている。

こうした5G工場は国民経済の24大分類をカバーしている。上位5分類は、汎用設備製造業、コンピューター・通信・その他の電子設備製造業、電気機械・器具製造業、鉄・クロム・マンガンの精錬・圧延加工業、化学原料・化学製品製造業となっている。（提供/人民網日本語版・編集/KS）