マイコプラズマ肺炎は新型コロナの変異?自宅療養で治る?中国専門家が解説―香港メディア

Record China    2023年11月28日(火) 18時0分

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27日、香港メディア・香港01は、中国で流行しているマイコプラズマ肺炎について中国本土の専門家による解説を紹介する記事を掲載した。

2023年11月27日、香港メディア・香港01は、中国で流行しているマイコプラズマ肺炎について中国本土の専門家による解説を紹介する記事を掲載した。

記事は、中国本土で現在呼吸器系疾患の高発生期に入っており、国家衛生健康委員会が先日流行の主体についてインフルエンザであるとし、それ以外にライノウイルス、マイコプラズマ肺炎、RSウイルス、アデノウイルスなどによる感染症も多く発生しているとの認識を示したと紹介。中国本土では「マイコプラズマ肺炎は新型コロナの変異」といった根拠のない情報が流れる中、中国中央テレビが健康番組の中で複数の専門家を招き、ネット上で良く見られる呼吸器系疾患に関する誤った知識について解説を求めたと伝えた。

まず、複数の感染症が流行している中で多重感染を恐れるべきなのかについて、復旦大学華山医院の張文宏(ジャン・ウエンホン)教授が「精度の高い検査により複数の病原菌が検出されたとしても、その全てが悪さをして病気になったとは限らない。医師は患者の症状を見て、どの菌が悪さをしているのかを総合的に判断しているので、過度に恐れる必要はない」との見解を示したことを伝えた。

また、マイコプラズマ肺炎が新型コロナの変異という情報については北京市呼吸疾病研究所の童朝暉(トン・チャオフイ)所長が「マイコプラズマは20世紀初めに発見された。一方新型コロナウイルスが見つかったのは2019年になってからであり、両者は全く関係ない」と否定。童氏はまた、子どもは免疫系の発育が十分でないため大人よりマイコプラズマに感染しやすいため注意が必要だとしている。

さらに、マイコプラズマ肺炎を在宅で治療することの可否について、張氏が「一般的に、家庭用の対症療法薬で好転するが、重症化していないかに注意する必要はある。薬を飲んで好転すれば自宅観察で構わないが、解熱剤を飲んでも熱が下がらない、食欲が減退するといった状況が発生した場合には速やかに病院に行くべき」と指摘した。(翻訳・編集/川尻

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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