西側自動車メーカーのヒットモデルの多くが実は中国製―独メディア

Record China    2023年11月29日(水) 5時0分

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参考消息は27日、「ドイツでは中国の自動車ブランドが台頭しているが、西側メーカーのヒットモデルの多くが実は中国製だ」とするドイツ経済紙、ハンデルスブラットの記事を取り上げた。写真はテスラ販売店。

中国メディアの参考消息は27日、「ドイツでは中国の自動車ブランドが台頭しているが、西側メーカーのヒットモデルの多くが実は中国製だ」とするドイツ経済紙、ハンデルスブラットの記事を取り上げた。

記事はまず、独BMW傘下の小型高級ブランド「MINI(ミニ)」が最近、中国メーカーの長城汽車と協力してエースマンとクーパーの派生モデルを生産すると発表したこと、独VWのクプラ・タバスカンは、名前がスペイン製のように聞こえるが、中国の安徽省で生産されることを取り上げた。

記事はその理由について、「中国がEVメーカーに二つの利点を提供しているためだ。一つは、中国が世界最大のEV市場であること。もう一つは、中国での生産コストがとても低いことで、これは人件費が低いためだけでなく、エネルギーコストに関しても中国は安い場所だ」とした。

欧州連合(EU)のフォンデアライエン委員長は、中国製EVについて、国からの補助金で価格を抑え、市場での競争をゆがめているという認識を示し、調査を開始すると発表した。

記事は「この措置の目的は主に、中国メーカーの積極的な拡大を阻止することにあるとしても、西側企業のヒットモデルにも影響を与える可能性がある。一部のモデルには西洋風の名前が付けられているが、実は中国から輸入されたものだ」と指摘した。

そしてその例として、ルノーのサブブランドであるダチアのEV「スプリング」は中国の湖北省で生産されていること、米EV大手テスラの「モデル3」は今年10月末までにドイツで1万2800台登録され、ドイツで最も成功した中国製EVであること、ドイツで今年5100台売れたスマートのEV「#1」も中国の西安で生産されていること、ドイツで約5700台の登録を誇るポールスター2は、北欧風のネーミングではあるものの、スウェーデンの自動車メーカーであるボルボと中国の吉利(ジーリー)によるブランドで中国に工場があること、中国・瀋陽のラインで組み立てられたBMWの「iX3」は今年これまでにドイツで3300台が登録されていることを挙げた。(翻訳・編集/柳川)

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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