来年開催されるサッカーのU-23アジアカップの組み合わせ抽選会が23日に行われたが、日韓と同組になった中国では早くも「白旗」ムードのようだ。

来春にカタールで行われる同大会はパリ五輪予選も兼ねており、上位3カ国に出場権が与えられるほか、4位のチームはアフリカのチームとのプレーオフを戦い、勝てば出場権を獲得できる。日本は抽選の結果、韓国、UAE、中国と共にグループBに振り分けられた。強豪や難敵が集まったことで、日本のSNS上で「死の組」との声が出ている。

一方、日韓の実力をよく知る中国のメディアでも同様に「死の組」の文字が躍った。スポーツメディア・射門中国は「試合前からパリ五輪とは無縁に？」と題した記事でやはり「死の組」と伝え、今月19、22日に中国がホームでタジキスタンと行った練習試合の結果が1分1敗だったことに触れて、アジアカップの見通しを悲観した。

中国のネットユーザーも「もう終わった」「次回大会で頑張ろう」「まるで東アジア大会かのようなグループだな」「これは笑う」「なんという組み合わせ。素晴らしい（泣）」「なんとか頑張ってグループ4位に入ってほしい（笑）」などあきらめムードだが、一方で「悪くない。五輪出場権を獲得できるなんて最初から思ってない。強いチームと対戦できるのは出場する意義がある」との意見も見られた。

同大会の組分けは以下の通り。

グループA：カタール、オーストラリア、ヨルダン、インドネシア

グループB：日本、韓国、UAE、中国

グループC：サウジアラビア、イラク、タイ、タジキスタン

グループD：ウズベキスタン、ベトナム、クウェート、マレーシア

（翻訳・編集/北田）