日中外相がミャンマーで接触、第二次安倍政権下で初=王外相「重要なのは日本の行動」―中国メディア

Record China    2014年8月11日(月) 9時39分

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9日、ASEAN外相会議に出席中の中国の王毅(ワン・イー)外相は、ミャンマーのネピドーで日本の岸田文雄外相と非公式に接触し、日中関係の改善について意見交換をした。写真は王毅外相。

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2014年8月9日、ASEAN外相会議に出席中の中国の王毅(ワン・イー)外相は、ミャンマーのネピドーで日本の岸田文雄外相と非公式に接触し、日中関係の改善について意見交換をした。観察者網が伝えた。

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王外相は中国側の立場を厳粛に表明し、両国関係の政治的障害を取り除く努力を求めた。今回の接触は、2012年12月の第二次安倍政権発足以来、初めての外相同士の対話となった。

会談後、岸田外相は記者に対し「これを機会に両国関係の改善を進めたい」と述べた。会談の具体的内容については明かさず、「長い時間をかけてゆっくり話すことができた。率直な意見交換を行った」と述べるにとどめた。

9日午後、王外相は「日中関係は改善しているのか」との質問に対し、「会うか会わないかは形式的なことで、重要なのは日本が中国との関係を改善したいかどうかだ」と語った。

7月には対中融和派として知られる福田康夫元首相が秘密裏に訪中し、習近平(シー・ジンピン)国家主席と会談した。福田氏は今秋北京で開催されるAPECでの日中首脳会談の開催を呼びかけ、習主席も対日関係改善の意向を見せたと報じられている。

だが、首脳会談実現にはまだまだ調整が必要だと見られている。中国側は、尖閣諸島に領土問題が存在することを認めること、首相による靖国神社への参拝の取りやめを求めている。日本側は、前提条件を設けずに対話を行うべきだと繰り返し主張している。(翻訳・編集/岡本悠馬)

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