中国に対する米国の潜水艦完全支配の時代は終わりつつある―米メディア

Record China    2023年11月24日(金) 9時0分

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香港ニュースポータルの香港01は21日、「中国に対する米国の潜水艦完全支配の時代は終わりつつある」とする米ウォール・ストリート・ジャーナルの20日付記事を取り上げた。資料写真。

香港ニュースポータルの香港01は21日、「中国に対する米国の潜水艦完全支配の時代は終わりつつある」とする米ウォール・ストリート・ジャーナルの20日付記事を取り上げた。

記事は「中国は潜水艦技術と海底探知能力の進歩により、米中軍を隔てる最大の溝の一つを狭めている」とし、「この発展は、中国周辺海域における米国の揺るぎない支配の時代が終わりつつあることを意味している」と指摘。「台湾をめぐる潜在的な紛争に向けた米軍の計画に大きな影響を及ぼしている」とした。

記事によると、米国は何十年もの間、中国の潜水艦についてあまり心配する必要がなかった。なぜなら騒々しいため追跡が簡単だったからだ。それに対し、中国軍は米国の超静音潜水艦を探知するのに苦戦していた。

中国が今年初め、プロペラの代わりにポンプジェット推進システムを搭載した攻撃型原子力潜水艦を進水させたことが衛星画像で明らかになった。米国の最新鋭潜水艦で使用されている騒音低減技術が中国の潜水艦で確認されたのは初めてだ。

数カ月前、中国北東部の葫芦島にある原子力潜水艦製造拠点の衛星写真から、既存の潜水艦の船体よりも大きい船体部分が施設内に配置されていることが確認された。同工場で2番目となる現代的な建設ホールが2021年に完成したことは、増産計画を示すものだ。

中国は、南シナ海や中国沿岸の他の地域に「水中万里の長城」として知られるいくつかの水中センサーネットワークを構築したかほぼ完成させた。中国軍によると、このネットワークにより、敵の潜水艦を探知する能力が大幅に向上したという。

記事は「この発展は、中国周辺海域における米国の揺るぎない支配の時代が終わりつつあることを意味している」と伝えている。(翻訳・編集/柳川)

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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